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An Irrational Element “SS19 COLLECTION”

MENS |


出逢いは昨年の1月。真冬のパリ。
どうやら日本のバイヤーはウチしかアポがないとのことで、買い付けに行った平沢は僅かながら不安要素を抱えていた。
これはおいしい話だが、あまりにも無名過ぎた故の話。
自分は食い気味に、そのとあるブランドのことを聞いた。そして奇しくも一目惚れしてしまったコートを勢いで個人オーダー。実物はもちろん見ていない。
同年11月某日。大幅に納期が遅れ、ようやく入荷した其れを手にしてテンションが高揚したのを覚えている。
数秒で購入。
以来、同胞たち(敬称略)が立て続けにやってきては満足気に大枚を叩いていったのは記憶に新しい。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、AW18シーズンより当店で展開しています。
上記の通り、デリバリーの遅れなどが影響し、コチラでのご紹介が出来ておりませんでした。

【An Irrational Element (アン イレイショナル エレメント)】
2017年に創業した An Irrational Element、その根本的価値は多角的視点と寛容性にあります。
ブランド名は、オーストリア出身でイギリスの哲学者であるカール・ポパー氏が残した、新たなモノの創造に対するある一文に由来します。
カール・ポパー氏の思想にインスパイアされた An Irrational Element は、全ての人のためにある服です。
服をはじめとしたプロジェクトの全ては多角的な視点と寛容性に基づいて実行されています。
多様な視点から観察され混ざり合った視点は新鮮なアイデアに繋がり、そして An Irrational Element ではこの方法論をより強固なものにするため、寛容性が必要となってくるのです。

と、偉大な哲学者の思想にインスパイアされているだけあって、けっこうスピリチュアルなコンセプト。
寛容性が~とか、そういうスピリットが洋服作りにどう影響するのか甚だ理解出来ませんが、彼のコレクションは実に本質を捉えていると思います。
デザイナー・Kai の実父は、某アルチザン系ブランドのデザイナーとして活躍した人物で、Kai は幼き頃から様々な洋服に触れて育ったそう。
僕らからすると、「恵まれた環境」で生まれ育った Kai は、やはり洋服作りに傾倒していくんですね。羨ましい。

コレクションは数型のみの少数精鋭スタイルを貫く。というより一人でやっているので多くは作れません。
型に対して生地のバリエーションが豊富にあり、リネンやツイードなどの欧州的なファブリックがやはり◎です。

ロンドンやパリへは敢えて赴かず、自国オランダを拠点に活動を続ける An Irrational Element。
産声を上げたばかりの新進気鋭ブランドですので、今後の展望に要注目です。

あと、Kai は根っからの良いヤツです(たぶん)。仕入れる身としては重要。
数型ですが、入荷アイテムをご紹介致します。

CHILDHOOD JACKET(LINEN)/ 70,000YEN (EX-TAX)
COL:BROWN
SIZE:L

目の詰まったヘビーオンスのリネン生地を使用したジャケット。
“CHILDHOOD JACKET” は、そこらのショートジャケットと言われる代物よりも潔いくらい着丈が短い、過剰な程にボックス感強めのシルエットが特徴。
リネンのフルライニング仕様や、ダブルジッパーに採用したririジップ、大ぶりなアームベルトなど贅沢の限りを尽くしたディテールに萌え。
このプライスもお得に感じるほどに、作りこまれた逸品。

WINDOW BAG(LINEN)/ 35,000YEN (EX-TAX)
COL:BEIGE / GREEN

ジャケットやトラウザーに使用する生地で仕立てたショルダーバッグ。
父譲り?なアルチザン気質は、こういうアイテムから感じられます。
大容量だけどアナログな作り。機能性は皆無だけど洋服によく映えるしで、メッセンジャー感覚で使ってみてはいかがでしょう。

ARTIST SHIRT(COTTON)/ 32,000YEN (EX-TAX)
COL:OFF WHITE / GREEN
SIZE:M / L

コットンリネンの混紡素材を使用した、通称「アーティストシャツ」は、シャツの裾に無名アーティストによるハンドペイントが描かれます。
ですが、着やすさを考慮して無地でオーダー。
ヴィンテージ風に加工したボタンは、生地の経年変化に伴い、徐々にフラットに馴染んでいくという。

KARL TROUSER(LINEN)/ 52,000YEN (EX-TAX)
COL:BEIGE / BLACK
SIZE:S / M

最後はコチラ。同ブランドのシグニチャーモデルと言っても過言ではない、”KARL TROUSER”
ここでようやく登場の “カール・ポパー”
実はトラウザーの製作から始まった An Irrational Element です。僕らも最初はパンツ専業のブランドかと勘違いしてました。
故にベルトレス、ハイウエスト×サイドアジャスターのトラウザーを作らせたら、大袈裟ですが右に出る者はいない。
こちらはとくにお試しいただきたい逸品。

入荷は以上となります。
今期も無事にデリバリーが遅れました。が、やはり良い服だと感じます。
是非、ご堪能ください。

ONLINE STORE』 掲載しております。

MAIDENS SHOP 田中

2019/04/24

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