NEWS&BLOG

【FANNI LEMMERMAYER】From Vienna, Austria

MENS |

【FANNI LEMMERMAYER】
1877年にオーストリア・ウィーンにて創業したFANNI LEMMERMAYERは、アルパカ100%の糸を使用し、リンクス&リンクス(パール編み)を製造する工場を世界で初めて設立。創業者ファニ レマメイヤーの「最高のものに勝るものはない」という信念のもと、伝統と品質を現代まで守り続けています。このパール編みは平編みの横の列が1列置きに表目と裏目で形成されているのが特徴。 平編みは毎段を表編みで編みますが、こちらは表目と裏目を毎段交互に配列します。 リブ編みにくらべると縦横の方向に伸縮性が大きい特性があります。その為、完成した編地には裏表の区別がないことでも有名です。

南アメリカのアンデス山脈にて放牧をされているアルパカは、刈り取る事ができる原毛に限りがある希少性の高い素材。FANNI LEMMERMAYERでは更に生後一年未満の、特に品質の優れた毛だけを選び抜いて製品化しています。
アンデス山脈の標高5000メートルを超える高地では、昼夜の寒暖差が40℃以上になることがあり、雨も稀にしか降らず植物もほとんど育たない、生物にとって極めて過酷な環境。そんな環境の下に生きるアルパカの毛は、内部の空洞によって暖かい空気を溜めることができ、さらには一定以上熱くなると余計な熱を発散する性質があります。その為、軽量でありながら防寒性に優れ、気温の変化にも対応できる機能を備えています。また、しっかりとした弾力のある編地は摩擦にも強く、毛玉やシワにもなりにくいです。FANNI LEMMERMAYERのニットが昔からゴルフやハンティングなどのスポーツウェアとしても親しまれているのも納得です。

そのなんとも言えない表情と愛くるしい外見から人気のアルパカですが、 ペルーではインカ時代よりその毛は重宝され、人の生活を支える家畜として共に暮らしてきました。

そんな希少な素材を歴史ある製法でつくり続けている唯一無二のニットメーカーのご紹介です。
既にご存知の方も多くいらっしゃる老舗中の老舗ではありますが、今回はMAIDENS SHOPらしい少し特別なオーダーでご用意をしております。

12COL STRIPE/108,000YEN(EX-TAX)
COL:MULTI
SIZE:8
LINK:WEB STORE

まずはアイコンともいえる12色ストライプのカーディガン。FANNI LEMMERMAYERといえばまずカラフルなストライプを連想される方も多いはず。色使いや色合わせはカジュアルな印象にも関わらず、ジャケットのインナーとしても活躍したりと、クロージングアイテムとまでも相性が良いという汎用性の高さ。そしてこのどことなくノスタルジックな配色バランス…。さすが色糸の保有数が世界一といわれるニットメーカーだけあります。まだまだ挙げつくせない程の魅力が沢山詰まったニットではございますが、今回ご紹介するFANNI LEMMERMAYERはさらに特筆すべきポイントが。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、なんとサイズ8でのオーダー。国内で展開されているサイズはS,M,L換算で4,5,6あたりが殆どかと思います。そんな中でのサイズ8。個人的に数年前にオーダーした時は、ゆったり目に着たいと考えての選択がサイズ6でした。時代の変化を感じます。そもそもそこまでのサイズレンジがあることすら知りませんでした…。
ただ、XXL相当に値するサイズ感ですが、そこまでの極端な印象はございません。お馴染みのしっかりとした裾リブを活かしてふわっとブラウジングさせた時には、このサイズでしか味わえない“ゆとり”を楽しむことができます。極めてトラディショナルなアイテムをサイズ感の妙で楽しむ。これこそファッションの楽しさではないでしょうか。

着用スタッフ 177㎝/66㎏

 

 

INTARSIA /108,000YEN(EX-TAX)
COL:NATURAL
SIZE:8
LINK:WEB STORE

続いては意外な柄の一着。先程のようなストライプの印象が強いFANNI LEMMERMAYER、ストライプ以外ですと他は無地が相場なだけに非常に新鮮です。インターシャによる柄からは、チマヨ柄やフォークロアな匂いを感じさせながらも、無地だからこそパール編みの編み目も際立ち、やはり全体感の仕上がりは程よくトラッドに。パール編みのホワイト、このナードな雰囲気もFANNI LEMMERMAYERのイメージになく、意外性があって面白いかと思います。
たっぷりとしたサイズ感を活かして、インナーにはシャツや薄手のニットだけじゃなく、スウェットシャツあたりも差し込んでいただけます。より肩の力が抜けた着こなしになり、オススメです。

着用スタッフ 172㎝/58㎏

12月に入り、いよいよ本格的な寒さになってまいりました。皆さま冬物のご用意は既にお済みでしょうか。最近はスウェットやフリース素材の人気に押されて、ニットの出番が減ってしまっている…といった声も聞きますが、トレンド云々抜きにして1着は持っておいて損はないニットです。むしろ得しかありません。レイヤード次第では3シーズン近く活躍してくれます。
まだお試しになられた事がない方は、店頭で是非とも1度袖を通してみてください。スタッフ一同、皆さまのご来店をお待ちしております。
また、ご都合の悪い方やご遠方の方もいらっしゃるかと思いますので、オンラインストアも掲載しております。併せてご利用くださいませ。

 

MAIDENS SHOP  山田

“THE STORE BY MAIDENS“
(ONLINE STORE)

☎:03-5410-6686
✉:shop@maiden.jp

 

2020/12/04

line

LABELES