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“DE BONNE FACTURE” -SPRING/SUMMER 2021- ①

ブランドのエッセンスを再解釈した「EDITION16 -Spring/Summer 2021-」
コロナ禍の煽りを受け、本当に必要なモノは何なのか。着たいモノは。着続けられるモノは。
辿り着いたひとつの答えは、サスティナブルかつパーマネントであること。はっきり言うと、ずっと体現してきたことじゃない。って思った。
世が世なら、利益重視だったりコスト削減に走っても可笑しくないし許容される時代だと思うけど、真面目な彼女にとっては野暮な選択だったのでしょう。パリがロックダウンされた数カ月間も爪を研ぎ続け、己のクリエイションと向き合う。細部に至るまでプロダクションに重きを置くDE BONNE FACTUREでは、世情など関係なく当たり前のようにフランス製を貫いていた。(一部シャツ除く / そして納品が遅れております～)

―Inspired by the vivid portraits of the American painter Alice Neel (1900-1984)

シーズン毎に様々な藝術の分野から着想を得ているデボラ氏。
今季のインスピレーション源はアメリカの女流画家アリス・ニールが手掛ける肖像画。彼女はヒューストン美術館が選ぶ20世紀の最も偉大な肖像画家の一人に名を連ねている人物とのこと。その肖像画に登場する男性のワードローブ、とりわけシャツやスウェットといった日常的なエッセンスを抽出し、デザインに落とし込んだ。季節柄もあるけど、いつになくカットソー類が多いのも理解できる。

季節柄といえばデボンの春夏はリネンの素材感が堪らない。フランス北部のノルマンディーからベルギー北部のフランダース地方で栽培される上質なリネンのみを使用していて(上の写真はその一部のリネン畑で撮影したものらしい)、生地にすれば肉ありコシありで最高。そこから洗いや染色を経て、マットな質感に仕上がった製品が店頭に並びます。シャツゲージの生地に仕立てているので、着心地は軽く馴染みが良い。
今季のイチオシは”Arabica”でカーキグレー？のような発色。オリーブっぽくもある。素材の良さ然り絶妙なカラーパレットにつき、ご紹介前にジャケットとシャツがSOLDとなりましたが、、また後日ご紹介させてください。本日はここまでで、ディテールは改めてBLOGを更新します。

SPORTS JACKET / 85,000YEN (EX-TAX)
COL：Arabica
SIZE：48
※SOLD