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【ANSNAM】-SPRING/SUMMER 2022 ①-

MENS |


こんにちは。牧野です。

本日はSS22のANSNAMの中でもスペシャルな逸品をご紹介させていただきます。

展示会でラックに掛かっていた一枚のシャツに物凄いオーラを感じたのを鮮明に覚えています。
このシャツについてデザイナー中野さんに聞いたところ、「これはプロトタイプでカルロリーバの生地(超高級)を使った試作品なので卸売りはしていません。」とのお話しでした。
なんだ残念。と思い、通常であれば諦めてしまうのですが、今まで触ったことのない生地感に興味を捨てきれず、試着をさせてもらうことに。
中野さんが「牛飼いシャツ」と呼ぶこのサンプルシャツは、デザインがプロトタイプのためプルオーバー(インラインはフルオープンのバンドカラーでリネン生地。店頭にも入荷している型です)、そして生地はカルロリーバ。
試着したらアウトでした。その場で別注を依頼しました。

Pullover Shirt (CARLO RIVA) / 93,500yen(ex-tax)

深めにとられた前立てに対して、大ぶりの貝釦が二つ。
たっぷりととられた身頃、バンドカラーにしては大きな襟。
色々と初見のディティールが散りばめられています。

プロトタイプであるこちらの『牛飼いシャツ(プルオーバー)』はデザイナー中野さんがフランスの蚤の市で見つけた1900年代初頭のシャツをサンプリングしたもの。
実際のところ歴史的文献などもほとんどなく詳細が非常に曖昧なようですが、当時の牛飼いや羊飼いが着ていたスモックシャツの一種で、サイドのスリットや襟、肩のデザインなど面白いディティールが散見されます。恐らくは当時のオーダーメイドもしくは家庭で1点1点手作りされていたもので、それぞれに機能的、デザイン的な工夫がみられるシャツであったのではないかと想像できます。

そんな昔の作業着をベースにプロトタイプをカルロリーバで作ってしまった中野さんには脱帽です。ありがとうございます。
生地選びや細かなディティール、サイジングなどのアレンジは正にデザイナーの妙。

STAFF牧野:サイズ4を着用

着ると分かる、シルエットと生地の素晴らしさ。
写真を見て思ったんですが、このシャツならアクセサリーは要らなかったかな。時計だけ位のバランスが良い。シンプルに。
今回はFendartのカーゴスラックスと合わせていますが、夏にはショーツと合わせたいなあと目論んでいます。

もちろん僕も個人オーダー済ですので、一足お先に着用しております。
最高級ドレス生地ですが洗いざらしでガシガシ着倒そうと思っています。

普段無地の白シャツはほとんど着ない僕ですが、久々に着たい!と思った白シャツでした。(気に入り過ぎて生地違いで2枚購入しました笑)
GWからリリースしており残り僅かとなっております。
是非一度お試しください。

最後に、、
カルロリーバとは何ぞや?という方はGoogleで「CARLO RIVA」と検索してみてください。魅力を丁寧に説明されている記事がたくさん出てきます!

MAIDENS SHOP 牧野

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2022/05/21

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