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【BODE】ONE-OF-A-KIND
22.10.22 (sat) Release.

MENS |

 

前回のNY出張を後にしてから、気が付けば丸3ヵ月が経っていた。

時を経て、BODEの新オフィス兼ショールームに置いてきたオーダーが先日ようやく入荷。
新、とは言え彼らは数年前(たしか2020年?)にチャイナタウンからブルックリンに移転していて。コロナ禍でしばらく渡米できていなかった僕らが新鮮に感じただけであり彼らはその地に馴染んでいた様子。
移転先はジュイッシュの方々が住まう街の一角にある巨大なビルで。それはそれは異様な空気感。もちろん、お互いに干渉することはないですが。

デザイナーのエミリーは多忙を極めていて会えなかったのは残念だけど、ブランド創世記から裏方として彼女を支えているアンドリューの案内のもと、何部屋にも跨るBODEの新オフィスを探索してきました。そのときの写真。あれはすごく楽しかった。

で、そこでオーダーしてきたってのが、他でもないVintageファブリックを使用したワンオフのアイテムたち。

ワンオフの商品名につく「OOAK」はイコールONE-OF-A-KIND。
そのほとんどがヴィンテージのファブリックを使用したアイテムになるため一点物に値する。
7月のNYのメインはBODEとの商談と言っても差し支えないほど我々も渇望していた案件です。
実際にコロナ禍中もメールやらZOOMで何度もヴィンテージのオーダーを試みたけど、その願いは叶うことがなかった。
やはり直接会うことが大事。言語が通じなくとも、パッションは伝わるらしい。

デリバリーに関して一抹の不安を抱えながらも気候的にベストなタイミングと相成った今回の入荷。
リリースが楽しみっていう、久しく感じてない体感。
ちなみに上の写真がすべてではなく質量ともに倍はあるという嬉しい悩み。

さて、ひとまずは店頭を優先させてください。ヴィンテージ(古着)を販売するようなものですから。
明日10月22日(土)12時より。
私含めスタッフ皆にとっても刺激的な内容となっており、大変キケンです◎

OOAK RIO RANCHO SHIRT
Size:XXL
Price:99,000yen (tax-in)

「1940’s~1960’s DOMESTIC FABRIC」

ネイティブアメリカンを彷彿とさせるモチーフにメキシカンラグのようなカラーパレット。だけども、どちらも不正解。
その当時、家庭用(リビングやキッチン向け)に織られたこの生地はシャツを超えてジャケットクラスの肉厚さ。
加えてBODEらしからぬサイズ感。デカい。サッと羽織れて着心地も謎に良し。
カフス無しの袖口に裾のフリンジがフォークロアなエッセンスを助長させるポイント。好きです。

OOAK FOREST GREEN PATCHWORK SHIRT
Size:XXL
Price:99,000yen (tax-in)

「1950’s~1970’s QUILP TOP」

OOAKには欠かせないキルトシャツはなんと一枚のみ。シャツオンスのキルトも枯渇しているみたい。
センスの良いフォレストグリーンがベース色のキルト。画像には写っていないけど後身頃の中央がポイントだと思っている。
リネン混と見紛うシャリ感のあるコットン地はサラッと羽織れる有能なシャツ。
今時期の提案となると、、実はカーディガンあたり、ほっこり系のインナーに最適解なの。MAYDIとか、XENIAも良い。

OOAK TECHNICOLOR CHECK SHIRT
Size:XXL
Price:96,800yen (tax-in)

「1940’s~1960’s DEADSTOCK YARDAGE」

いかにもミッドセンチュリーらしいポップな配色が目を惹くテキスタイルは、まさかのデッドストックコンディション。
縫製の煩雑さ、整然とした色の配列から良くも悪くもアメリカらしさを感じさせない作り込みにも関わらず、服として成ったこの一枚を掲げると、どこからともなくアメリカンナードな雰囲気に包み込まれた。
そして生地の質量がちょうど良い。柔なふうに見えて、実は剛。大変気に入っている。

OOAK ROY ROGERS OVERSHIRT
Size:XXL
Price:11,9900yen (tax-in)

「1950’s ROY ROGERS BLANKET」

これまたミッドセンチュリー期に量産されたらしい子供用のベッドカバー。
「キング・オブ・カウボーイ」ことRoy Rogersという実在した人物(当時のタイムラインだとご存命)をプロモーションしたブランケット故にカウボーイモチーフ。
シャツの仕立てだけど、生地を考慮したらほぼジャケットですから、そのようにお考えください。
既視感あるな~と思っていたら、今季入荷したFarewell Francesでも同じ生地がございました。笑

Farewellは電車柄。偶然が生んだその違いが面白い。そして自ずと1950年代の生地の可能性が高まる。

OOAK PINWHEEL CROCHET SHIRT
Size:XXL
Price:11,9900yen (tax-in)

「1930’s~1950’s HEAVY CROCHET」

その重量に驚かされること間違いなし。文字通りヘビークロシェットで誂えたシャツ。
もといテーブルクロスからベッドカバーまで、インテリア用途で考案されたクロシェット(=かぎ針編み)故に重さを備えるのは当然のこと。
しかも、身にまとうとなると転んだり引っかけたり、構造上の耐久性が気になるところだけど、そんな機能面は度外視したハングリーな一枚であることは明らか。
何かと重ね着が映えるので、実は秋冬こそ推したいクロシェットです。下に何色持ってこようかって考えるの、楽しくないですか?サイズ的に余裕のある人はニットでも良い。
あと、裾の処理カワイイし。

OOAK WHITE DOILY CROCHET SHIRT
Size:M/L
Price:99,000yen (tax-in)

「1930’s~1950’s HEAVY CROCHET」

OOAK ROSE GARDEN EMBROIDERED SHIRT
Size:M/L
Price:99,000yen (tax-in)

「1950’s~1960’s EMBROIDERED TABLECLOTH」

M/Lサイズのシャツは姉妹店のMAIDENS SHOP WOMEN用にお願いして作ってもらいました。
生地の取り分の都合上、二着のみとなってしまいましたが、どちらもオススメです◎

OOAK OLIVE COVERLET OVERSHIRT
Size:XXL
Price:198,000yen (tax-in)

「1890’s~1920’s ANTIQUE WOOL COVERLET」

OOAK PURPLE COVERLET JACKET
Size:XXL
Price:198,000yen (tax-in)

「1890’s~1920’s ANTIQUE WOOL COVERLET」

説明不要のカバレットは丸2年ぶりの入荷。ベッドシーツ用のテキスタイルですね。
カバレットも価格の高騰ぶりが甚だしいので今後はより仕入れが困難となるでしょう。
そして、何を隠そう希少なオリーブカバレット。初見です。何色存在するのか。もちろんネイビーではなく”パープル”も比較的珍しい。

他生地とは異なり一世紀も前の生地なので汚れやリペア(ステッチ)が随所に見られますが、もうご愛敬と言いますか、これに興味を示される方でしたら大丈夫だと信じてます。
私かてバイアスが掛かっているだけに希少性で選んでしまいそうなところ。オリーブとパープルとで作りや仕様が異なるので、実際に着比べ吟味しましょう。
最終的な判断は、服としてどうか、です。

OOAK MOHAIR DANCER JACKET
Size:XXL
Price:242,000yen (tax-in)

「1950’s~1960’s MOHAIR WOOL BLANKET」

民族調なモヘアブランケットは意外にもミッドセンチュリー期の産物。
精霊が踊っていることから、恐らくモチーフはどこかしらのインディアン的な要素となるはず。
モヘアウールが衣類の素材として台頭しはじめた頃合いの時代背景ですかね。古着的に。
見かけによらず軽いので、それこそモヘアカーディガンのような羽織り心地。ヤケに長い(ような気がする)裾のフリンジもアクセント。
圧倒的主観だけどデニムと合わせたい。

OOAK SUN CROSS QUILTED JACKET
Size:XXL
Price:198,000yen (tax-in)

「1930’s~1950’s ANTIQUE PATCHWORK QUILT」

鮮やかな黄色が白地に映える。
夏向けに作られたサマーウェイトキルトを使用したジャケットは、生地の特性を活かし裏地なしで。
アンティークキルトで想像する色々な意味での重厚感を、物理的にも視覚的にも払拭するであろう軽快さが気に入っている一枚。
夏向けと言えども着るとなるとウェイトはそこそこあるので、シャツやらニットなどの上からざっくり羽織るイメージで。

OOAK YELLOW HAND TIE QUILT JACKET
Size:XXL
Price:220,000yen (tax-in)

「1930’s~1940’s ANTIQUE PATCHWORK QUILT」

ひし形状にパッチワークされた通称ダイヤモンドキルト。
アンティークキルト界ではメジャーなスタイルにも関わらず、なかなか買う機会が訪れない。要するに珍し。
平織りのキャリコにプリントしたオーソドックスな花柄やペイズリー、古き良き時代特有のハンドタイ(黄と赤の補強糸)付きと。いにしえのディテール盛沢山。
先ほどのサンクロスキルトとは打って変わり総裏の二層仕立てのため、重厚感がありジャケット時々アウターって感じ。

OOAK VELVET SHADOW QUILT JACKET
Size:XXL
Price:297,000yen (tax-in)

「1890’s~1910’s ANTIQUE CRAZY PATCHWORK QUILT」

大物続きで感覚が麻痺るけど、最後は正真正銘の超が付く大物で。
シルクベルベットのクレイジーキルト。言語能力の低下を招く、もはやプロダクトとして魅了される代物です。
着るか否かは別として、そばに置いておきたい。そんな気持ちにさせられた。いや、遠慮せず買ってください。
生地を用意しようにも向こうで300~500ドル前後、状態によってはもっと跳ねますから、それを服にしてしまう創造力が半端ないし贅沢が過ぎる。
それだけにこのジャケットのプライスもインフレしてます。一点物という付加価値のもと”ぜいたく税”という発想に置換できる強者もしくは愛すべき服好きのもとへと収まってくれれば幸い。

以上でした。濃〜厚。締めの緩さをお許しください。

明日より店頭でお待ちしております。

MAIDENS SHOP 田中

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2022/10/21

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