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≪S.E.H KELLY≫ -West Yorkshire Shetland Herringbone Tielocken-

MENS |

“West Yorkshire Shetland Herringbone Tielocken”
今季インラインにはなかったモデルだが、昨年瞬く間に即完してしまい、見られない方が多かったという事で展開を熱望し、実現。


West Yorkshire Shetland Herringbone Tielocken / 217,800yen (inc-tax)
Col:Russet / Grey Brown / Biscuit
Size:M / L


タイロッケンコートは1895年にBurberrysがイギリス軍向けに製造したことではじまった。その佇まいはジェントルマン。イギリスはS.E.H KELLYらしく質実剛健で構築的。フォーマルなオーバーコートとダブルブレストアウターの中間地点に位置するタイロッケン。つまりは良いとこ取りだ。かっちりしすぎたくはないがちゃんと感も出したい。そんな気分が具現化された、いまの時代背景に似合うコート。前身頃はトラディショナルなセットインスリーブ、後身頃はラグランスリーブという、2種類の袖のハイブリッド。いわゆるスプリットラグラン。これにより、上半身の自由度が高まり、通常のコートにない自由度のある動きになるのだ。目付のあるへリンボーン生地は、持つとずっしりと”重い” が、着てみると豹変して”軽い” それはパターンが良い証拠だ。ハリコシある生地が心地良く肩に乗って重さを分散させてくれるのだ。ビスポークジャケットを羽織った時の感覚と良く似ている。カタイ生地をカラダに沿って馴染ませ、冬の相棒へと育てあげたい。

ウエスト・ヨークシャーの工場で織られたシェットランドウールのヘビーメルトンを使ってロンドンで作られる。
生地はシェットランド糸を使ったヘビーウーレン・ツイルで、丈夫で毛羽立ちがあるのが特徴。風や雨をはじき、通気性もよく、全天候型のアウトドアウェアとしても最適。

裏地のウールは、1800年代に西ヨークシャーのヘビー・ウーレン地区で創業した工場で生産されたものだ。梳毛、混毛、紡績、製織、これらすべてが同じ敷地内で行われる。これは、フリースが最高級の布に変化するのを、これ以上ないほど厳密に調整することを意味する。

ホーンボタンは、英国最後のホーンボタン工場(現在は閉鎖)で切断、成形、研磨される。それは、18世紀の食肉産業と結びついたミッドランド地方の伝統の一部であった。

真鍮の金具は、1800年代に創業したウェスト・ミッドランズ州の鋳物工場で作られる。かつて鋳物工場が盛んだったこの地域では、最後の鋳物工場となった。940℃に溶かした真鍮を、るつぼから砂でできた鋳型に手作業で流し込むサンドキャスティング製法は、古くから伝わる伝統的な製法だ。

“それ”らしくつくるブランドは多いが、細部まで抜かりなくパーツすべてが本物志向。他のアイテムとの掛け合わせ方でどっちにも振れる。そんな懐の深さがあるなら本物の方がイイ。もうジャンルやブランドの垣根はない。ぜひ自分らしいリミックスでパーソナルな着方をお楽しみください。

S.E.H KELLYは他にもニットやシャツが入荷しております。

皆さまのご来店お待ちしております。

MAIDENS SHOP 礒野


【S.E.H KELLY(エスイーエイチ ケリー)】
ポール・ヴィンセント(Paul Vincent)とサラ・ケリー(Sara Kelly)が2009年にイギリスにてスタート。
生地やボタンなど全てをイギリスメイドに拘り製作。
コレクションは英国諸島(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ、および、北大西洋にある島々)メイドで作られている。
生地と材料は、優れた地方の工場と協同組合の豊富な品揃えから供給されており、1700年代から続くツイードファクトリー、国の唯一残存しているホーンボタンメーカー、イングランド中部地方の家族経営の会社など、カシミヤ、羊毛、ツイードなどブリテン諸島の様々なところから供給されている。
また、アイテムはワークルームやファクトリー専門店で作られている。


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2022/11/12

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