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S.E.H KELLYからスペシャルなダッフルコートが届きました。

バイキング時代（800年～1050年）に初めて英国に渡ったハードウィック種の羊から刈り取った太くて丈夫な糸を使用し、スコットランドの職人がビクトリア朝時代（1837年～1901年）から現存する織機を駆使して作るHERDWICK TWEED。

湖水地方の山々で羊飼いとその家族が 3 世代にわたって羊を育ています。遡ること数千年前、羊飼いとその一家の3世代前、そしてそれ以前の何千年もの間、伝統的な牧畜が続けられてきました。その不変的な羊毛の生地が現代のロンドンの工場のカッティングテーブル上に置かれているのです。このような豊かで、伝統的なサプライチェーンの在り方がここから先も衰退しないことを願いたい。

このコートは、ロンドン北東部のモレーシャーの海岸線にある古いボート小屋の工場で、すべての工程を手作業で行っています。28オンスもある厚手の生地からコートを仕立てるのは非常に専門的な技術で、パターンの裁断から機械での作業まで、あらゆる合理的な工程を踏んで作られ、硬さやごわつきを感じることはありません。

このトグルは、イングランド北西部で熟練のホーン加工職人の小さなチームによって作られています。牛の角を火でゆっくりと加熱し、適正温度にした後、手で成形し、さらには細かく磨き上げるという、何世紀も前から行われてきた伝統的な手法がベースになっています。そのトグルはジュート・ロープでコートに固定されています。ジュート・ロープは、イングランド南部で伝統的な方法で、ゆったりとした単糸で編まれています。深みのある豊かな色をしており、見た目からは想像がつきにくいですが、手触りは柔らかく滑らかで、コートの開閉もスムーズです。

袖にはスプリットラグランスリーブを採用しており、正面から見るとセットインスリーブの構築的でスマートな印象ですが、後ろはラグランスリーブで上半身の自由度が高まり、着る人の肩のラインにきれいに沿ってくれます。

HERDWICK TWEED DUFFLE COAT/ 393,800yen(in-tax)
Col : LIGHT SHEEP
Size：M/ L

ジャケットやコートを作る工場に足を踏み入れたことがある人なら、世界には生地の不足はなく、むしろたくさんあるということが分かるはずです。その多くは使用できるものなのに工場の片隅に集められ、忘れ去られ、埃をかぶり色褪せていくのです。しかし、時折、特別な生地と出会うことがあります。原産地や出自、さらには目には見えない存在感や権威が宿っている、語り継ぐ価値のある生地が稀にあるのです。「HERDWICK TWEED」はそんな生地のひとつなのです。

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MAIDENS SHOP 礒野

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【S.E.H KELLY】
ポール・ヴィンセント(Paul Vincent)とサラ・ケリー(Sara Kelly)が2009年にイギリスにてスタート。
生地やボタンなど全てをイギリスメイドに拘り製作。コレクションは英国諸島(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ、および、北大西洋にある島々)メイドで作られている。生地と材料は、優れた地方の工場と協同組合の豊富な品揃えから供給されており、1700年代から続くツイードファクトリー、国の唯一残存しているホーンボタンメーカー、イングランド中部地方の家族経営の会社など、カシミヤ、羊毛、ツイードなどブリテン諸島の様々なところから供給されている。また、アイテムはワークルームやファクトリー専門店で作られている。

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