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STUDIO KETTLE “SPRING/SUMMER 2021”

実はけっこう前入荷しつつも、こちらのBLOGではご紹介できていなかった”STUDIO KETTLE”のアイテム、今回もその出来は相当優秀。

【Studio Kettle / スタジオケトル】
DESIGNER：Alexander E Jones and Lauren Emily Wilson
デザイナーはイングランド東海岸に位置するハル(King’s town upon Hull)出身のAlexanderとLauren。
自身の故郷の伝統からインスピレーションを得たコレクションは、優れた品質であるイギリス製の生地が用いられロンドンのアトリエにて全てのピースがハンドメイドで製作されます。
ハットコレクションは故郷の漁師が身に着けていた帽子からインスピレーションされ、生地にはイギリス製の丈夫なキャンバスが使用されています。
抽象的で大胆なアートワークは、AlexanderのパートナーでありアーティストのLaurenによって手作業で描かれています。
彼らは衣服を「物語」と考え、イギリスの文化、その歴史、遺産、そして民俗の伝統を踏まえ、衣服とその物語に深い愛着をもたらします。

シーズンのラインナップからこれら4種類の素材を計4型に落とし込む。
既に完売したスタイルもございますが、そこはご愛嬌。
一応シーズンくくりにはなるものの、今回ラインナップも正直時期は問わず通年で被る事ができます。

Deck

Fisherman

Codhead

と、それぞれのファブリックで3種類のハットを用意しております。
ここはもう、ブレずに継続して展開しているので説明は割愛。
もはやこれらに関しては我々の定番ですし。

Pint Bag

今回は初の試みでバッグまでオーダー。
鞄類は毎度迷いつつスルーしてましたが、このくらいのサイズのバッグは非常に便利で生地もすこぶる良かったので。
特徴的なのが、形が三角柱状になっている点。
この型が新鮮でありつつも、携帯、財布（折財布）、定期入れetc…を入れるのに丁度よい。
以降、生地詳細に参ります。

Fabric : Rainmaker

Codhead

鮮やかなブルーに白い滲みが印象的なRainmakerは、イギリスで発明された古くからある写真複写技法”Cyanotype”（青写真）を基に、イギリス特有の雨粒をイメージして生地に起こしたもの。
雨が多いロンドンならではの土地柄や伝統がデザインに落とし込まれている模様。
また、これまでペイントで加工しているものが印象的であったため、この生地にとても新鮮味を感じました。
モノによって濃淡が激しく、それぞれ1点1点が全てアソート。
なんならスタイルによって素材感までそれぞれ異なります。
個人的にイチオシの生地でもあり、今回私はこの生地の”Codhead”を購入してみました。
柄モノの様で、単色扱いしてもすんなりと日々のスタイリングに取り入れやすいです。
毎シーズン買い足してしまっているのですが、これで3つめ。さて、次はどれにしよう。
ベーシックに使いやすいモデルをお探しの方は、まずは”Deck”を買ってみて欲しいです。
髪が長い方には、その他2型を推奨。

Fabric : Mist

Deck

ワックス加工が施された、コットンリップストップ生地。
他にない色味は非常に魅力的につき、この度オーダーしました。
なかなか良い色味。淡いブルーで夏っぽい印象。

Fabric : White Painted Wax (Maidens Shop Exclusive)

Fisherman

生地は先ほどのMistと同様のコットンリップストップのワックス加工ですが、当店別注で同色のペイントを施してもらいました。
パートナーのアーティスト”Lauren Emily Wilson”によるハンドペイントになりますが、いつもはキャンバス素材の生地色に対してペイントが目立つデザインでしたが、今回はあえて同色で。
それも、生地がキャンバスじゃない分ペイントのノリがいつもとまた違います。
思ってた以上に相当仕上がりが良かったです。
白ですが、バシバシ被って汚れなんて気にせずに生地の経年を楽しみたいところ。

Fabric : Mudcloth