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“ANSNAM” -CASHMERE & WOOL-

MENS |

 

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、私からは新年一発目ですし、本日はコチラを。

あれよこれよと文字通り師走の如く毎日が過ぎていったので、12月も下旬頃の入荷でしたが、すっかりご紹介が遅くなってしまいました。年明けぐらいまでの記憶がほぼない。怒涛の年末調整だった。ちがう意味で。

ぼちぼちアパレル業界では春夏が立ち上がるって、風の噂で聞いたけど、ヘビーアウターのメインシーズンなんて今でしょ。くそ寒いし。全然これからよ。業界のサイクルなんて関係ないよ。という無防備な主観。実際、そう。

何はともあれ、一期一会なこのコート2種。来季もまた出逢える確証はない。とだけ言っておきます。

、、、一応おさらい。

ANSNAMについてはコチラ↑

続編も↑ (ご紹介前にFendartはSoldとなりました)

無染色のカシミアとウールの糸を色分けして織り交ぜたダブルフェイスメルトン。
を、贅沢に、ふんだんに。
ANSNAMと言えばなダッフルコートと新型のステンカラーコートを今季の目玉としてオーダーいたしました。
何がスペシャルかって (言ってない)、カシミア50% ウール50%の組成ながら「カシミア繊維のみを掻き出して起毛させている」ため、実質カシミア100%と言って差し支えない手触り。これは中野氏談だけど、本当に言われなきゃカシミア100%だと信じて疑わない触感です。真偽はぜひ店頭で。

そしてカシミアの長所を殺すことなくウールが介入することで、良い塩梅に、メルトンらしく重厚感のある生地感に。
無染色なので原毛に余計なストレスを掛けることなく、それぞれの風合いがひとつの生地に同居。カシミアの滑らかさと、ウールの獣感と。原毛の風合いありきなのでナチュラルのみの展開。
とやかく、とんでもない生地だということは紛うことなき事実。こればかりは実物判断でお願い。文字だと限界。

CASHMERE WOOL DUFFLE COAT / 231,000yen (tax-in)
Col:Natural
Size:4 (Sold)

(起源ではなく) 元祖と言うべきイギリス海軍や漁師たちの初期のそれをベースにしつつ、モダンに、エレガントに。
細部に至るまでアレンジが加えられたダッフルコート。本当に、気が利いてる。

不要な装飾やディテールを削ったうえで、身頃から袖まで総裏仕様にしたり、内ポケットをつけたり。防寒性を高めるためトグルの内側はジッパー仕様になっていたり、そのトグルは大ぶりな水牛のホーントグルを採用していたり。足し引き算の妙が凄いことになっています。
で、ほんの少し肩線を落とし、ほんの少しゆとりを持たせたサイズバランス。とは言っても着用感のそれはオーセンティックなり。そこで補填 : 生地も相まってかなり着心地良好 & まじで温かい。

で、当店なりの味付けと言えば。ええ、最大サイズでオーダーしましたよ、もちろん。サイズレンジは1~4 (だったはず) 。
とは言え “I am dork” ではないですから、まったくオーバーサイズではない。むしろラインはやや細めでいて、凛とした佇まい。大きめなサイズを発注したことで、これまた絶妙なバランスにてご提供するに至りましたの。よくあるサイズUPで残念な感じにはならんのよ。

本物志向な大人の貴方へ、ぜひとも袖を通してもらいたい。中野氏に「最強」と言わしめたダッフルコートでした。

CASHMERE WOOL BALMACAAN COAT / 231,000yen (tax-in)
Col:Natural
Size:4

ダッフルはご紹介前にオーナー様との出逢いに恵まれまして。だがしかしbut、ステンカラーは未だ健在。これまた意外。
最強ダッフルのアナザースカイ。シンプル至上主義の貴方はコチラをば。

関係ないけど、ヘアバンはミスった。

ストイックにプレーンな表情ですが、実は袖下がピボット (スリーブ) になっていて。※写真、撮り忘れました。
腕の可動域は然ることながら、ボリュームのあるインナーにもストレスなく対応します。本当に、かなり、動かしやすい。とくに上下の運動。
特筆すべきは、分量を割いているにも関わらず、生地が嵩張ることなく美しいドレープを見せてくれること。生地はもちろん、パターンが正確でないと成し得ない業です。ここがちゃんとしてないと、生地だまりに見えたり、そもそも着心地が良くなかったり。

ピボットの機能性とドレープはいちばんのこだわりだそうで。こんなにもご立派な出立ちなのに、日常的で、身にまとう瞬間にフォーカスした服作り。感服です。
あとはダッフルと同様に総裏仕様。嬉しい内ポケット2つ付き。水牛のホーンボタン。着用感もダッフルのそれと類似。いわゆる、特上。

ステンカラーはONLINE STOREへ早急に掲載するよう手配しますが、
たぶん、試着後の方がいい。(中野氏曰く&激しく同感)
着てみて、感動する服って、なかなか無い。

そんな良き出逢いを、2022年もまた探して回り、皆さまへご提供させていただきますので、
本年もどうぞお付き合いください。

ぜひ店頭でお会いしましょう。

MAIDENS SHOP 田中

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2022/01/10

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