NEWS&BLOG

【evan kinori】New Brand from San Francisco

MENS |

“evan kinori”

今季から新しく取り扱いを始める。ブランド名はデザイナー自身の名前を冠しており、カリフォルニア州サンフランシスコのミッション地区にある店舗兼スタジオにて日々洋服と向き合う彼は、自身で手掛けたシャツとパンツを着て暮らし、そしてスケートをする。少年時代をニューヨークで過ごし、スケートボードやヴィンテージ探しに熱中し、そうした中で得た経験を自身の作る服にも投影している。ただそれは単にスケートウェアを作っていると言う訳ではない。人々が何年も着て思い出を作り、最終的には受け継いでいけるようなデイリーな洋服を目指している。彼自身が考案したパターンから裁断され、1本針ミシンを用いてフレンチシームで仕立てており、デッドストックの生地、伝統的なアイルランドのツイードメーカーやベルギーのリネン工場、あるいは日本の研究的なテキスタイルメーカーから調達した生地を組み合わせて作られている。シーズン毎に変化するテーマやコンセプトはなく、継続して展開し続けている型も多い。彼は常に新しいことを探すのではなく、クラシックで永続的なデザインを求めており、それは微妙な調整や洗練によりevan kinoriを表現し、デザインとして不朽で完成されたものを現代的な要素と組み合わせ、時を越えて本質的に優れた洋服を追求している。

FIELD SHIRT TWO / 132,000yen (in-tax)
Col : ANTHRACITE
Size:M
Matl:HEMP / ORGANIC COTTON

肩は落とし、身幅にもゆとりを持たせたボックス型のオーバーシャ​​ツ。パッチポケットにまで裏地をあしらった総裏仕様で、大ぶりなポケットやシルエット的にもシャツというよりジャケット感覚で使うことが多いだろう。インナーに襟付きのシャツを合わせても収まりが良いように、襟の角度、首周りのサイズなどを調整している。

生地はブランドとしても珍しいMade in USA。ペンシルベニア州で織られ、ソフトなオーガニックコットンにヘンプ糸の凹凸感をブレンドすることで、風合い豊かな仕上がりに。そんな生地をANTHRACITEと名付けられたチャコールがかったブラウンの深みある色に染め上げている。この生地を使うにあたってのテストとして何度も洗濯し、洗濯機で乾燥させたそう。

BIG SHIRT TWO / 97,900yen (in-tax)
Col : ANTHRACITE
Size:M
Matl:HEMP / ORGANIC COTTON

先程の生地と同素材のシャツは胸ポケットが1つ、釦はコロゾボタンを使用。スクエアのカフス、スタンダードな長さのポインテッドカラーとオーソドックスなスタイルではあるが、前立ては隠しのプラケットフロント、サイドはフレンチシームで仕立てるなど丁寧に拘った一枚だ。ドロップショルダーで、身幅、チェストもルーズに見えない程度ゆったりとしたフィッティングなので楽な着用感と抜けの塩梅が良い。

THREE POCKET JACKET / 129,800yen (in-tax)
Col : ANTHRACITE
Size:XS / S / M
Matl:BUTCHER LINEN

ELASTIC PANT / 125,950yen (in-tax)
Col : ANTHRACITE
Size:XS / S / M
Matl:BUTCHER LINEN

evan kinoriで何度も使用してきたベルギーの工場で織られたリネンを100%使用。オーガニックのスラブ糸による風合いと重量感が相まり生地にドレープや揺れ感を生む。肉厚な太い糸は耐久性があり、洗うたびに風合いが良くなり、BUTCHER LINENと名付けられた素材はウェイトレスや肉屋のエプロンジャケットに使用されたことにちなんでいる。こちらもフレンチシームで仕立て、エンジニアカフス、少し斜めにあしらわれたウエストポケット、そしてYKKボタンのワッシャーバックは植物タンニン鞣しのレザーを使用とこれまた拘りぬいた一着。襟先、裾のフロント部分は緩くカーブを描くクラシックなワークジャケット。

ワイドなクロップド丈のストレートパンツは、ウエストのゴムによるイージー仕様で腰回りはリラックスしたフィット感。シームポケット、後ろ右側のシングルのウェルトポケット、フレンチシームなどイージーパンツながらもクリーンな仕上げが特徴。ベルトループも配されており、ベルトをすることでタックインしたときにラフになり過ぎない仕様も嬉しい。ワイドレッグのイージーパンツながらも素材の良さやシルエット、ディテールなど品良く落とし込まれている。

GUIDI ROSELLINI-MOROSINO / 184,800yen (in-tax)
Col : VACHETTA ANTHRACITE
Size:40 / 41
Matl:VACHETTA LEATHER

当店でもお馴染みのGUIDI&ROSELLINIとのコラボレーションもオーダー。GUIDIの代名詞とも言えるVACHETTA LEATHER(ヴァケッタレザー)は、イタリア・トスカーナ州に伝わる伝統的な鞣し製法で作られた皮革のことであり、一般にステアハイドから採取され、丈夫で長持ちし、耐摩耗性の高いレザー。天然の植物タンニンのみで時間をかけて鞣し、染料のみを使用して着色された非常に自然なタイプのレザーである。そんなレザーを職人がハンドカッティングし、均一ではない自然な革の厚みを巧みに使い分けて丁寧に製作している。もちろん言わずもがなイタリアのトスカーナ製。今回のコラボで使用しているのはリバースのバケッタレザーで、カラーをカスタムしており、深い土っぽい灰色がかったブラウンで仕上げた。新品の際は濃いアッシュグレイだが、使い込むと温かみのある茶色の緑青が現れる。アウトソールにはビブラム社製のコマンドソールを採用し、グッドイヤー・ウェルテッド製法で作られているので、ソール交換も可能だ。ちなみにGUIDI&ROSELLINI のモデル名には、作成したデザイナーの先祖の名前と誕生年が付けられている。

evan kinoriのオフィシャルHPに使用後の変化の写真があった為、気になる方は以下のURLよりご覧ください。
evan kinori-Morosino 1907

HOODED SWEATSHIRT-ORGANIC COTTON/HEMP FLEECE / 46,200yen (in-tax)
Col : SLATE / SLATE BROWN
Size:M / L
Matl:HEMP / ORGANIC COTTON

定番で展開しているLady White Companyとのコラボレーションのスウェットフーディー。ヘンプとオーガニックコットンをブレンドした素材を使用し、通常スウェットには使用しないヘンプが混紡されることで独特の風合いや色味を生み出している。製品染めでムラのある染まり具合が良く、evan kinoriの絶妙なパレットに相応しい。肩は落としたリラックスフィットで袖口と裾はリブ編みのオーソドックスな仕様。フードは被る際はすっぽりと頭が収まるやや大ぶりなサイズ。スウェットでこの色味というだけでも中々お目に掛かれないが、そこにファブリックの拘りとカリフォルニア製というロマンまで加わったスペシャルな一着。

POCKET TEE-ORGANIC COTTON / 19,800yen (in-tax)
Col : FADED BLACK / DARK OLIVE / CLAY
Size:M / L / XL(DARK OLIVEのみ)
Matl:HEMP / ORGANIC COTTON

こちらもスウェットと同じくLady White CompanyとのコラボのポケTEE。素材は同じくヘンプとオーガニックコットンの混紡糸。やや低めに配された胸ポケット、ブラインドステッチの裾、そしてリブ編みの襟が特徴のボクシーフィット。ユーズドライクとも言っていいフェードしたカラーは生地感のあるアイテムとも非常に馴染みやすい。

20代前半でブランドを知ってから良い意味で何も変わらない。そこまで年月が経ったわけではないが、当時買ったアイテムたちを今でも毎年変わらずに着たくなる。それは久しぶりに着てみるかといったことや一周回ってみたいな感覚ではなく、自然に手に取ってしまう魅力があるのだろう。

本日ご紹介した商品はTHE STORE BY MAIDENSでもご覧いただけます。

MAIDENS SHOP 上田

-CONTACT-

☎:03-5410-6686

✉:shop@maiden.jp


-SISTER STORE BLOG-

well-made by MAIDENS SHOP MAIDENS SHOP WOMEN USONIAN GOODS STORE

2024/04/14

LABELES