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“CAMIEL FORTGENS” from Amsterdam, The Netherlands

アムステルダムより “CAMIEL FORTGENS / カミエルフォートヘンス” が到着いたしました。

ブランドの発足は2014年。カミエル(ブランド名は自身の名前)がDesign Academy Eindhoven / アイントホーフェンの卒業と同時にスタートさせます。当時、カミエルはファッションの専門学校へは行かないという彼なりのルールを掲げ、芸術や建築、デザイン総合の分野に特化したアイントホーフェンへと進む道を選択。そのわけは至ってシンプルで「ファッションのルールに縛られたくない」ためでした。
ファッションデザイナーとしての訓練と下積みを経験していない、この逆境とも言わんばかりの状況を自らに課すと、まったくセオリーを無視した服作りをスタート。それと同時にスタンダードへの疑問を投げかけます。そして、ファッションデザイナーとしてはマイノリティなキャリアを経たことで独自路線を開拓。カミエルといえば「ユニセックスなカッティング」「断ち切りはデザイン」「新たな解釈でリメイクする”RESEARCH”ライン」が最右翼。次点で味のある生地セレクトってところかな。toogoodやHed Maynerと通ずる要素ありですが、似て非なるブランドという認識です。スタイリングとしてはバチっとハマります。そうですね、各々がアバンギャルドな姿勢を持ちつつも、きちんと古いモノに対する理解を示している(もしくは好んでいる)のが汲み取れるので、何となくだった共通点も整合性は取れますでしょうか。強引ですが。

とあるサイトで「伝統と実験を結びつける確かな才能」と表現されておりまして、まさにカミエルはこの一言に尽きるなと。
というより、カミエルに対する自分の中の漠然としたイメージがはじめて言語化された瞬間でした。ライターさん文才ありすぎ。そりゃそうか。

センセーショナルだったファーストコレクション。あのときの衝撃から幾年か経て、より洗練されたブランドへと成長してきた。滅茶苦茶ファッションしてるデザイナーみたいな尖った印象だったけど、ここ最近はいい意味でデイリー感を帯びてきたといいますか。
そしてはじめて展示会にお邪魔した際には「こんなにコレクションあるんかいっ！」って思った。発想と転換が爆発しちゃってます。もちろんカミエルのことは最初から追ってましたし、デビュー当初こそ興味津々でした。結局のところ、いいモノは良いという結論に至った次第でして。
らしくないと言えばらしくないタイミングかもしれませんが、お取り扱いは今季からです。

そして、結構、気合いの入ったオーダーで物量多めにご用意しております。
あとサイズレンジも実験的に。それが功を奏すか否かは言葉を濁したいところですが、個人的にはかなり良き◎
ひとつだけネタバレしますと、”BASIC SHIRT”は「M / XL / 3XL」のサイズ展開です。もちろん3XLがオススメなわけでありまして。笑

「ご来店お待ちしております」とは声を大にして言えない歯痒さでコロナ恨めしやって感じですが、
何よりも健康第一ですのでご無理のないよう、ご来店いただける方は是非店頭で。