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Tricker’s For MAIDENS SHOP “HENRY by Deer Leather”

こんにちは、宮地です。
当店のレザーシューズといえば、な”Tricker’s”に今回も別注でシューズを作っていただきました。
前回の別注の”CHURCHIL”も記憶に新しいですが、今回のもまた良い一足ができてます。
今回、非常にシンプルですが持っておくとヘビロテなのは確実でしょう。

Deer leather Side Gore Boots / 96,800 yen (in-tax)
Col：Black
Size：UK6 / UK7 / UK8

黒のサイドゴアブーツですが、素材をディアで作っていただきました。
ベースとなるのは、サイドゴアのカントリーブーツ”HENRY”。
カントリーブーツ/シューズは、かつて英国の上流階級がカントリーサイド（田舎）に狩りに出かけていくために考案されたのが起源と言われ、今回の一足にも水はけを良くするための仕様だったと言われるブローギング、水を侵入しにくくするストームウェルト、耐久性の高いダブルソールなど、その意匠が色濃く引き継がれております。
この重厚かつエレガントな佇まいに、説得力を感じます。
使用しているラストは幅が広めでボリュームこそありますが、筒の部分は細く足首回りはすっきり。
きめ細やかなディアレザーの素材感とカントリーブーツのタフなイメージがミスマッチな様で、非常に好相性でした。
ナイスマッチング。出会うべくして出会ったのですね。
ソールにも武骨な雰囲気のコマンドソールが採用も、野暮ったさはほどほどでそこも丁度良い。

アッパーはディアの中でも、2種類のレザーをセレクトしておりまして、化学薬品を使わずオリーブの葉のエキスで鞣した”OLIVVIA SCOTCH GRAIN”と”OLIVVIA DEER”をコンビで使用、言われないとわからないですが、それもまた魅力。
トゥーとヒール部分にグレインレザーを使い、傷つきやすい部分もわかりづらいので安心してガシガシ履いてください。
甲の部分はやわらかいディアなので、よく見かけるカーフのものと比べると、フィット感は高いのに特有の窮屈感が解消されていてスニーカーにも劣らない履き心地です。
ワイズに関しましては、FITTING 5で設定してます。
硬く重たくなりがちなブーツでスタイルに落とし込んでおりますが、こちらは柔らかさと履き心地に特化した造りになっていて大変機能的。
ちなみに、内側のレザーもディアになっております。