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【SANDERS for JAMES COWARD】-PEACEFULL BEEF ROLL LOAFER-
2022.12.16.(fri) Release.

MENS |

 

聖地ノーザンプトンを本拠とするファクトリーで、イギリス国防省向け英国製レザーシューズのほとんどを生産していることで知られる1873年創業のSANDERS / サンダース。
当メーカーは過去にアメリカントラディショナルなブランドのシューズの生産を請け負っていた経緯があり、その実績を生かしたプロダクトが数多く存在する。
この度、カナダはバンクーバーを拠点とするJAMES COWARDがサンダースへ別注を依頼した靴は、奇しくもアメトラの意匠を汲んだコイン(ペニー)ローファーだった。

PEACEFULL BEEF ROLL LOAFER / 69,300yen (tax-in)
Col:Black Waxy Leather
Size:5H / 6 / 6H / 7 / 7H / 8

アッパーに、蜜蝋仕上げにより光沢が抑えられマットな質感が特徴のWaxy Lethearを使用した”ビーフロール”ローファー。
サンダースと聞いて真っ先に思い浮かべるポリッシュレザーとは対極をなす革の選定には天晴だ。
一般的なオイルレザーほどの耐水性は期待できないにしろ、急な雨天でも慌てることなく対応できる懐の深さに、JAMES COWRADのユーティリティなウエアとの整合性を感じる。
アウトソールにはお馴染みの ITSHIDE社製コマンドソール。街履きとしては十分過ぎるぐらいグリップが利くスタッデッド仕様のラバー製。
底付けは堅牢さが売りのグッドイヤー製法。コバの張り出しもありイギリス靴らしい重厚さが伺える。

“イギリス靴らしい重厚さ”といえば、ビーフロールにも注目したい。
改めてビーフロールとは、甲部ハーフサドルの両端の接合部を補強する目的で小さな革片をかぶせステッチを当てたものを指し、その形状がタコ糸を巻かれたローストビーフを思い起こすことからつけられた言い得て妙な名称。シンプルなコインローファーと比べ、グッとカジュアルな印象が強まる。
時として思い切りカジュアルに振った革靴が重宝するということは言うまでもないが、履き続けていく内に馴染みフィット感が高まるというのも、同じカジュアルの土俵で戦うスニーカーでは味わえないエッセンス。
フォーマルな場を除き、ロケーションと天候を選ばない正しくユーティリティなローファーと声高らかに言えましょう。

また、特筆すべきは秋冬素材との相性。このボリュームに、これまたコーデュロイやらツイードといった重量感のある生地との合わせが良い。冬はローファーを履かない派の貴方にとっては朗報かもしれません。ローファーだけに。

これまでに幾度となくTricker’sと協業してきたジェームスカワードが他社と革靴を作るとは不覚にも驚きを隠せなかったけれど、これは確かにトリッカーズにはない剛と柔のバランス。
まさしく十人十色。両者の良さを活かしたジェームスカワードを褒め称えましょう。

“PEACEFULL BEEF ROLL LOAFER”は系列店のwell-made by MAIDENS SHOPでも販売いたします。(サンダース取り扱い店舗)

2022年12月16日(金)12:00 リリース
販売店舗:MAIDENS SHOP及びwell-made by MAIDENS SHOP

MAIDENS SHOP 田中


【JAMES COWARD / ジェームスカワード】
JosephとDanielによって立ち上げられたカナダ、バンクーバーを拠点とするブランド。
彼らは、ファッションの枠組みからではなく、映画、文学、建築、写真、彫刻、音楽からインスピレーションを得ており、現代のトレンドや洋服の意味を意識的に否定し、本質的、普遍的な洋服造りへのアプローチの再解釈を追求している。
春夏・秋冬でコレクションを発表していく従来のファッション業界のシステムではなく、各ショップとリレーションシップを取りながら、その店にあった商品を自ら提案し作成していくというスタイルでブランドを展開。


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2022/12/14

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