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このジャケットめちゃくちゃかっこいい。

スタンドカラー、5つのポケット、ウエストにはドローストリングを施した4つボタンのFIELD JACKET。当店では22SSにも展開していたリピートモデル。今回は生地にはスコットランド沿岸の工場でつくられたSCOTLAND COTTON STAY-WAXを使用している。この生地は乳化したワックスをブレンドして熱処理したミッドウエイトのコットン。雨天時にはワックスが雨を弾き、触ると生地自体は乾いている。独特な折り目やシワ感が羊皮紙のような風格が特徴的だ。

このジャケットには秘密がある。それはアームホールがないのだ。独特なパターンにより、通常はアームホールの縫い目があるが、アクティブなボディの縫い目が走り、身頃に対してBラインを描いている。これはジャバラ構造になり、上部だけが身体に固定される仕組みになっている。背面にはアクションバックがあり、前方への可動域が広がり、前かがみになるとストレスなく、重力のままに動く。

ジャケットの内側のフロント部分に付属するドローストリングは革製で、胸ポケットは上端だけがボディに取り付けられているため、ドローストリングをきつく引っ張っても、その形や機能には何の影響もない。すべてのポケットとポケットフラップは、ストレスのかかる箇所を頑丈なバータックで補強している。

このジャケットはロンドンのアウターウェア工場で作られる。30年の経験を持つ熟練の裁断職人の手によって裁断され、その丁寧さと完璧さを追求する姿勢は、仕上がりが必ずしも良いものでなければ戯画化されてしまうほどだ。

ホーンボタンは、英国で最後の工場（現在は廃業）によって切断され、成形され、研磨される。それは、18世紀の食肉産業と結びついたミッドランド地方の伝統の一部だった。

真鍮の金具は、1800年代に創業したウェスト・ミッドランズ州の鋳物工場で作られる。かつて鋳物工場が盛んだったこの地域では、最後の鋳物工場となった。940℃に溶かした真鍮を、るつぼから砂でできた鋳型に手作業で流し込むサンドキャスティング製法は、古くから伝わる伝統的な製法だ。

FIELD JACKET/ 217,800yen (in-tax)
Col :  OLIVE
Size：M / L

FIELD JACKET/ 217,800yen (in-tax)
Col :  ROPE
Size：M / L
SOLD OUT

洋服がすごいから足し算よりは引き算で味付け程度で、

執拗なトレンドとは距離を空けて楽しみたい。

本質的な洋服なので。

 

皆さまのご来店をお待ちしております。

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MAIDENS SHOP 礒野

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【S.E.H KELLY】
ポール・ヴィンセント(Paul Vincent)とサラ・ケリー(Sara Kelly)が2009年にイギリスにてスタート。生地やボタンなど全てをイギリスメイドに拘り製作。コレクションは英国諸島(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ、および、北大西洋にある島々)メイドで作られている。生地と材料は、優れた地方の工場と協同組合の豊富な品揃えから供給されており、1700年代から続くツイードファクトリー、国の唯一残存しているホーンボタンメーカー、イングランド中部地方の家族経営の会社など、カシミヤ、羊毛、ツイードなどブリテン諸島の様々なところから供給されている。また、アイテムはワークルームやファクトリー専門店で作られている。

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