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PAPERMEN “SS19 COLLECTION”

MENS |

こんにちは。牧野です。

本日はイギリスより届きました、”PAPERMEN”のご紹介です。

まずは簡単にブランド紹介からです。

【PAPERMEN】
DESIGNER:James Alexander Weir
デザイナーのジェームスは、8年間のサヴィルロウでの鍛錬を経て、AW17シーズンに “PAPERMEN” を始動させました。
サヴィルロウでの経験の中で培われた、テーラリングに対する技術とアイデンティティがコレクションに反映されています。
デザインだけでなく、裁断、縫製、仕上げのすべてをデザイナーが監修するという、既製服業界では非常に珍しい工程のもと作られたコレクションは、オートクチュールの洋服のような存在感を放ちます。
すべてのアイテムはデザイナー自らの手によるオールハンドメイドにて製作されます。

 

当店では取り扱い3シーズン目を迎えるPAPERMEN。
改めてどのようなブランドなのか、デザイナーJamesへの取材記事から、説明させて頂きます。

Where it all began…
始まり…

“A week after finishing my A Levels in Art & Textiles, I took a day trip to London and stumbled upon Saville Row. Immediately I knew that I would become a Tailor. For me it was all the elements I most love combined: history, craft and tradition. On that same day I walked straight into ‘Henry Poole & Co’ and asked for an apprenticeship there and then.
I started the apprenticeship the following week. 
This was a full intensive 3 years, I first started on coats but was not content and wanted to master all aspects and so furthered the apprenticeship another 2 years giving me overall 5 years extensive training.”

“A Levelsのテストを終了したのち、ロンドンに日帰りで小旅行に出かけ、サヴィルローのあたりをうろついていたときに、テイラーの魅力に惹かれ、テイラーになることを瞬時で決めました。私にとってテイラーは私が最も愛する、歴史であり、職人、伝統の要素が全て揃っていることです。その日帰り旅行の際に、Henry Pooleの門を叩き、修行を申し込んだのです。
その翌週からすぐに修行を開始致しました。
3年間の厳しい修行を終えたのち、コートメーカになったのですが、それだけに満足せず、全てのテイラリングをマスターするためにさらに2年間の下積みをし、計5年間の修行を終えました。 “

How long were you at Saville row?
サヴィルローにはどのくらいいたのですか?

“I spent 8 years in total at Saville Row before setting out on my own and launching Papermen. It was a very intensive training and working environment where I would be there for 12 hour days training and perfecting my craft.”

“計8年おりました。その後ペイパーメンを立ち上げました。厳しい職場環境の元、1日12時間の厳しいトレーニングを毎日上けることにより、自身のクラフトを完成させました。”

What is the inspiration behind Papermen?
ペイパーメンのインスピレーションは何ですか?

“Papermen is about using aspects of traditional tailoring in a completely different way. The Papermen clothes have a seemingly flat form but come to life when worn, creating a unique relationship with the wearer.
The name comes from a memory in which I made a miniature shop inside a shoebox for my mother, I remember I created a very detailed shop including all the shop interiors and rails. I then cut out little paper clothes and put them on little paper hangers – reflecting back on this is where the idea began.”

“ペイパーメンは伝統的な手法が全て込められていながら、「伝統」とは全く違った顔を持っております。ペイパーメンの洋服は平坦に見えながら、着用することにより、初めて良さが出てくる洋服です。つまり、それは着用者とのユニークな関係性を生み出すのです。
ペイパーメンという名前は、私の母のシューボックスから、お店の紙模型を作りました。そこにはショップのインテリア、レール、ハンガー全ての細かいディテールが詰まっております。紙で切り抜いた紙の洋服(ペイパーク・ローズ)も入っており、それを紙のハンガーで飾りました。そこからこのペイパーメンのアイディアが生まれたのです。”

Describe for us your process
作る工程を教えてください。


“Each piece has an immense amount of attention to detail and craft, all designed and hand made by myself in house with various rigorous techniques and process’s which add to the inherent value of the pieces.
For instance, the fabric we use to get the texture I am satisfied with – first has to be soaked for 5 hours, dried and then pressed before I can start working with it.
I have incorporated all the skills I have learnt as a tailor although the actual designs completely go against Saville Row traditions of 3D form and concealed finishing!
I have some very exciting ideas for the future of Papemen, as the collections build, I aim for the pieces to be collected and cherished as they wear and evolve over the years.”

“それぞれのピースには計り知れないアテンション、ディテール、クラフトが込められており、全て私の手作業で作っております。綿密なテクニーク、工程の元作られており、例えば使用しているファブリックは自分が満足できる質感にするまでに、5時間水につけられ、完全に乾かしてその後初めて、そのファブリックを使用します。
各ピースには私がサヴィルロー時代に学んだ全てのスキルが込められておりますが、実際のデザインはサヴィルローの伝統的なデザインとは真逆のものです。サヴィルローの立体的なフォルム、コンシール・フィニッシュングとは全く逆の哲学です。
ゆくゆくはペイパーメンのアイテムがコレクターアイテムとなり、何年も愛され、進化していくことを目指しております。”

 

このインタビューを読めば特別な説明は必要ありませんね。
彼の持つ哲学、伝統、技術的なアプローチなど単に洋服を見ただけでは読み取れない深い部分を知ることが出来ます。
それを理解した上で彼の作る洋服を見ると、また違った見え方、感じ方になるかも知れません。

前置きがかなり長くなってしまいましたが、ここからは入荷アイテムのご紹介です。

LONG SMOCK  / 55,000yen(ex-tax)
LONG SLEEVED T-SHIRT WITH ASYMMETRICAL PATCHES / 37,000yen(ex-tax)
LONG TROUSERS WITH SIDE PATCHES / 55,000yen(ex-tax)

今回の入荷は少数精鋭、以上の3型になります。
どのアイテムも全て妥協のない、彼の拘り、哲学が盛り込まれた逸品になります。

最後に着用写真を。

PAPERMENの洋服は是非ご自身の目で見て、触れてみて下さい。
きっと何か感じられるものがあるはずです。

国内での取り扱い店舗は限られております。
遠方の方は是非「ONLINE STORE」からご覧ください。

皆さまのご来店お待ちしております。

MAIDENS SHOP 牧野

2019/04/12

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