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【JAMES COWARD】SS2025 #1

MENS |

圧倒的SLOW MADEなJAMES COWARD。
ファーストデリバリーは割と早めにInstagramでご紹介できましたが、セカンドデリバリーの商品はなんと盆期間に販売開始。それでもまだ完納しておりません。
もうこのブランドにはSS商品という概念は適切ではないのかもしれません。そもそもシーズンサイクルにとらわれないブランドですし、良いものは仮にシーズン終わりまで残ってしまったとしても良いものに変わりないのです。ヴィンテージなどと同じ考え方。
とはいいつつ、好きでもないブランドが遅いデリバリーだったら嫌気がさすでしょう。とどのつまり毎度最高な商品を作ってくれるから許せてしまう。寧ろ愛くるしさすら覚えてしまう。
こういったブランド、昔から好きなんです。MONADとかANSNAMとかBODEとか、、、
長い目で待ちましょう。「石の上にも三年」「赤子泣いても蓋取るな」「果報は寝て待て」です。

そしてこの半期では4型入荷して来ております。(本来5型の予定でしたが、あと1型はしばしお待ちください)

TRANSPORT SHIRT / WELTERWEIGHT BELGIAN LINEN / ¥69,300 – (included tax)
Col : BLACK
Size : 3 , 4 , 5

名前の通りライトでもなければヘビーでもない、ちょうど真ん中くらいのウェイトの生地。
この時期はアウターに、春秋はシャツ感覚でミドルレイヤーとして使えます。
デザインもかなりミニマル。左胸ポケットと背中の切り替えくらいでしょうか。
特徴的なデザインは無いと言ってもいい。
物足りなさを感じるはずのデザインなのに、何故か吸い込まれてしまう。心地良い虚無感。
まるで音数の少ないジャズを聴いているときと同じような感覚。引き算の美学を極めた技巧派。
特質すべきは生地。贅沢にBELGIAN LINENを使用。怖いことに見慣れてきてしまいましたが、フレンチリネンの1/5しかとれないと言われている超希少な糸です。
色も黒というよりかは墨黒。グレーに近いややムラ感がある色味。ニュアンスが出ます。
コーディネートのことは深く考えなくても良いかもしれません。基本何でもあってくれるので。

TRANSPORT SHIRT / RIPPLE CORDUROY / ¥69,300 – (included tax)
Col : DARK BROWN
Size : 3 , 4 , 5

こちらは生地違いのバージョン。恥ずかしながら初めて目にした生地でした。
コーデュロイなので畝があることには間違いないのですが、その畝が凸凹しています。シアサッカーのように。
なのでTシャツをインナーにすると分かるのですが、肌への接触面積がかなり少なくサラッと着ていただけます。
極論、秋冬の要素もあり、春夏の要素でもある。
この時期は中にTシャツ、秋はニットで合わせたいものです。
ガシガシ着て色落ちさせて、袖がボロボロになってからもかなりかっこよさそう。可愛い子なので旅をさせたくなります。

REPLICA JACKET / COTTON WASHI DUCK CLOTH / ¥107,800 – (included tax)
Col : PERSIMMON GARMENT DYED
Size : 3 , 4
SOLD OUT

個人的に最も推したいセットアップ。早くもジャケットの方は売り切れてしまいました、、、
生地はコットン和紙のダック生地(60%/40%)に柿渋染めを施したもの。
この生地と柿渋の相性は最高に良い。ムラ感のある染まり方はまるでヴィンテージのハンティングウェアやカーハートなどの着倒して色落ちさせた状態に近い。
柿渋染めは着用するごとに摩擦する箇所は色がどんどん抜けていき、太陽に当たる箇所は色が濃くなっていく。この生地はガシガシ着て育てるに限ります。
また、日本で柿渋染めは古来、耐久性が優れるという点から和紙製品などに良く使っていました。
そういった歴史的背景から見ても完璧な組み合わせなのです。
要素だけで見れば和テイストが強めな生地ですが、JAMES COWARDの手に掛かれば、一気にインポートのオーラを放つことになります。
ジャケットの方は身幅が広く短丈なシルエット。下には大きなフラップポケットが二つ。
まるでフライトジャケットのようなディテールでした。

5PKT JEAN / COTTON WASHI DUCK CLOTH / ¥71,500 – (included tax)
Col : PERSIMMON GARMENT DYED
Size : 2 , 3

こちらは共地のパンツ。
名前の通り、5ポケットジーンズのシンプルなデザイン。
しかし、ヒップポケットの上部分にはダーツが入っており、ウエストが絞られるため腰元がスッキリとしています。
ポケットなどのカッティングの曲線はとても滑らかで、直線的なアメリカのジーンズにはない美しさを放っています。
ダック生地で5ポケットで色のムラ感があり一見土臭い印象ですが、着てみるとどこか繊細な雰囲気や品の良さが漂う不思議なパンツ。
比較対象にならないとは思いますが、カーハートのダブルニーとかには出せない佇まい。個人的に超欲しい。残ったら買います。
冬にはスコットランドのカシミヤのミドルゲージニットと合わせたい。早く涼しくならないものか、、、

以上で一先ず25SSの#1を終了。
これから入って来るSS最後の一品番は入荷してからのお楽しみ。
是非、店頭にてご覧いただければ幸いです。

皆様のご来店心よりお待ちしております。

MAIDENS SHOP 小山


【JAMES COWARD / ジェームスカワード】
JosephとDanielによって立ち上げられたカナダ、バンクーバーを拠点とするブランド。
彼らは、ファッションの枠組みからではなく、映画、文学、建築、写真、彫刻、音楽からインスピレーションを得ており、現代のトレンドや洋服の意味を意識的に否定し、本質的、普遍的な洋服造りへのアプローチの再解釈を追求しています。
春夏・秋冬でコレクションを発表していく従来のファッション業界のシステムではなく、各ショップとリレーションシップを取りながら、その店にあった商品を自ら提案し作成していくというスタイルでブランドを展開しています。


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2025/09/04

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