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“HED MAYNER AW20 -CARDIGAN-“

MENS |

 

遅れてやってきたAW20コレクションのラストピース。
主役(ヒーロー)は最後に登場とでも言うのか。

大ボス感を漂わせちゃってますが、ちゃんと映した写真は後ほど載せます。
LOOKはおろかランウェイですら使われなかった謎多き”遅刻魔 CARDIGAN”。なお、サンプルは間に合っていたはず。

そのカーディガン以外のコレクション内容は上記よりご覧いただくとして、ほとんどSOLDですが。
とりあえず寄り道します。

敬愛する”ENCENS MAGAZINE / エンセンスマガジン”のISSUE44(AW20)に掲載されているHED MAYNERのスタイリング。シンプル。この方々はプロのモデルなんでしょうが、どことなく人となりが表れているよな。
着飾るのではなく自然体。衣装ではなく普段着。これ、お店としても個人としても大事にしているポイントで、とりわけ独創的なパターンとカッティングを駆使してくるHED MAYNERに対しては改めて認識を深める。そんなこと言っておいて最初は直感だけれど。
2枚目(ショートヘアーのモデル)なんて特に良い。急な来客でとりあえず部屋着のまま玄関にあったローファーで出てきました感。ブランドらしさ全開。
もちろんスタイリストの手腕ですけどね。本誌をディレクションする”Samuel Drira”とHEDのコンビは、往年のジョン・ストックトン&カール・マローン(派手さで言うとシャック&コービー)ばりに相性が良いのでしょう。例に挙げた彼らのようにプライベートは分かり得ませんが、こと仕事に於いては。Samuelに関しては以前ご紹介してますから、ご存知ない方は「HED MAYNER “SS19 COLLECTION”」より振り返っていただくとして、ここで注目したい人物はフォトグラフィーを手掛けている”Cecile Bortoletti”

“Cecile Bortoletti”が撮影したAW19コレクションのLOOK。今更が過ぎるけど、自分好みな空気感だったから掲載させてください。(商品はないのでお問い合わせはご遠慮願います)
ちなみに来たるSS21とAW21コレクションもPhoto by Cecileです。
「HED MAYNER × Samuel Drira × Cecile Bortoletti」 このクリエイティブ集団の動向は常に気にしている。

↑これなんて”THE” HED MAYNER
“THE”って冠つけてあげても可笑しくない。ポスターとかありそうで怖い。
これらを如何にして普段着へと昇華(?)させるか。

ちなみの極みに、、

MAIDNES SHOP WOMENにてAW20より取り扱っている”Nomàt/ ノマット”のLOOKも彼が手掛けています。
NomàtはSS20コレクションでデビューしたての、パリと日本を拠点に活動するブランドで個人的にも気になっていた。
上記はSS21のフォト。納品はまだ先ですので、ひとまず女性陣は下記よりAWのBLOGを見てみてください。
あ、男性陣もMonadとか好きな方でしたら案外刺さるかも。

みなフレキシブルに色々と取り組んでるから、こことここが繋がるんかいっ的な驚きが最近多い。
シーズン端境期で春夏の立ち上がりも落ち着いているので、つらつらと関係ないようで関連性のあるお話を書かせていただきました。寄り道は以上です。

とやかく、国内での取り扱いや露出が増えてきてはおりますが、今後ともHED MAYNERの動向には注目ということで。
そしてお待たせしました。本日のキラーアイテムに刮目しましょう。

CARDIGAN / 180,000YEN (EX-TAX)
COL:Green
SIZE:M

はじめに言っておきますと、まさかの”SAINT JAMES製”
ニット製品はすべて氏のファクトリーにて生産されています。故にMADE IN FRANCE。
驚いたのは、ベーシックを突き詰めたSAINT JAMESのファクトリーでこれ作れんだって。ダブルネームではないけどこの連名には勝手に感無量。
物理的なところで言うと、縫製・糸の始末・袖裏のパイピンング処理など。ブランド初期頃の簡素な作りから一変、クラフトマンシップが詰まっちゃってますこの一着に。
原毛はオーストリアのメリノウール、とりわけプレミアムヤーンと呼ばれる極細で希少な毛を使用。それらをイタリアの老舗メーカーにて紡績し、糸の出来上がりです。
この生地になるまでの長い道のり、とてもHEDについて書いてるBLOGとは思えないのですが。ワンステージ上がったな~と感じたのも生地・素材使いからでしたので、納得は納得。

*色味はアイテム単体画の方が実物に近いです。

例年のカーディガンとは異なりほぼアウター。身長178cmでこのかなりゆったりサイズ。誰でも羽織れます。そして目の詰まった生地につき見た目以上の保温性(ここは生産背景天晴)を誇りますから、真冬は無理でもアウターとしての着用も可です。
無難はシャツ合わせ。オススメはフーディーの上からバサッと。もしくはGジャンやらミリタリーJKTやらアメカジの上から羽織るのも。ポイントはそれらインナーも大きめサイズを選んであげて。
ポケットなしは悔やまれるけど、着用時の抜け感、バランスがHEDらしくて気に入っています。とくに裾のカッティングがね。後身頃の落ちる感じがね。
そして書き忘れるところでした。当たり前に裏地はつきません。

ブランドタグの「MADE IN FRANCE」表記に違和感。でも良かった。
まさにオンタイム。むしろ今を逃さないでください。
BLOGでのご紹介は以上。あとは実物で吟味しましょう。

それと寄り道話、今年はできる限り取り組んでしまおうかと企んでおります。よろしくどうぞ。

“THE STORE BY MAIDENS“
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☎:03-5410-6686
✉:shop@maiden.jp

MAIDENS SHOP 田中

2021/01/24

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