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当たり前のように国内での自粛生活が根付いてきましたが、そろそろ外に出たい。（国外へ）
外部環境も様々深刻な状況を抱えておりますが、パ～っと出かけて久しぶりに外国の空気を吸いたいもんです。
なかなか行けなくなってましたが、そろそろ大丈夫な予感もしてます。
さて、そんな最中でしたがフランスより新しいブランドが見つかり、当店へ届いております。

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【OLIVER CHURCH】
ニュージーランド出身のOliverはロンドンに渡りデザイナーとして5年ほど活動し、その後パリに拠点を移しスローメイドのハイファッションブランドの生産に携り、自身のブランドをスタート。
フランスで出逢った50-120年前の古い生地、ボタンをはじめとした上質な素材を主に使用し、デザイン、パターン、縫製、染色(一部を除き)を一人で全て手作業で行っている。
染めは天然染料のみで染色し、水が無駄にならないよう染色のミニマムを設けており、刺繍も得意としております。
彼のモットーは、１つ１つの製品にゆっくりと時間をかけ丁寧に製作し、使われる事なく眠っていた素材に新たな価値を見出します。

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これまで彼が携わったブランドも、服好きな方なら知っているであろう良いブランドなのですが、そこを経て更に自分で始めたそうです。
MONADに似たアプローチですが、OLIVERの洋服にはまた異なった空気感を感じております。
どちらも素晴らしい事は間違いないんですが。
まずは、その製品を見ていただきたい。

Soft Shirt / 88,000 yen (tax-in)
Fabric : Italian Cotton
Size：L

イタリアンコットンを使用したチェック柄の生地。
ハリ感がありつつ、サラりとした素材で生地なのですが、まず配色がすごく良いですね～
ゆったりめな作りでシャツというよりはカーディガンのようにさっくり羽織れます。
ハンドメイドでフロント、サイドシーム、ポケットの柄合わせまで細かくおこなっております。
ボタンホールはフランス製シルク糸でハンドで仕上げており、ボタンまでもフランス製ヴィンテージのデッドストック。
インナー使いもしやすく、これは中でもまず使いやすい。

Soft Shirt / 88,000 yen (tax-in)
Fabric : Blue Patch Work /2 col
Size：L

同型なのに、真逆の印象。
素材にはDeadstockの生地を使っておりまして、ダメージ部分はリペアを施し完全に先ほどのとは別モノ。
異なるいくつかのDeadstock Fabricをいくつか紹介いただいた際に、お任せで作っていただきました。
それぞれの生地の配置、リペアの仕方などかなり凝った仕上げにしてくれました。
明らかに多くの時間を費やしていることが分かるし、1点1点の服作りに対する姿勢も伺えます。
本気の人だ。って思いました。(笑)
ボタンはその製品にすんなりと馴染むシェルボタンを用いたそう。
既にSOLDしましたが、これも良かった。

Over Shirt / 99,000 yen (tax-in)
Fabric : Vintage French Cotton/Linen
Size：L / XL

縫製のみならず、ハンドダイまでも自身でこなすOliver Church。
器用とも思いますが、ここまでくると多分自分で全てするのが好きな職人気質なのでしょう。
染めに関しては1枚単位でおこなっており、製品を完成させてから行います。
こちらのシャツもゆったりめのサイズ感で、ジャケットライクに使用するのがオススメです。
素材はフランス製ヴィンテージのコットン/リネン素材をオーバーダイしております。
深みのあるシワ感が◎。
この生地に関しては、きっと丁寧に着るよりはガシガシと着た方が良いやつだと思います。
Anthracite Dyeを施し、所謂”Black”に染めてるのですが自然染色のため独特の色合いになってます。
こちらも経年変化により色が抜けてグレー系にエイジングしますので、その変化も見もの。

Over Shirt / 99,000 yen (tax-in)
Fabric : Vintage French blue Cotton/Linen
Size：XL

こちらは先程とは別のヴィンテージファブリックを落とし込んでもらいました。
既にやわらかく風合いの良いコットンリネン素材でワークな印象の綺麗なフレンチブルーが目を惹きますが、古着ではない。
襟は手縫いのキャッチステッチ、ボタンホールやボタン、ポケットのハンドステッチ補強などにホワイトを挿しコントラストを強調したディテールになっています。
雰囲気は格別です。

Over Shirt / 198,000 yen (tax-in)
Fabric : Vintage French Cotton/Linen Hand-Embroidered
Size：XL

こちらも同型ですが、プライスの違いは背面の刺繍ですべてをお察しください。
素材はフランス製ヴィンテージのコットン/リネン素材で、無染色の生地です。
ボタンはデッドストックホーンボタン。
この作品の全工程には2日以上かかったそう。
そのはず、シルクとコットンのミックス糸で丁寧に手刺繍が施されています。
刺繍のデザインもいくつかございましたが、彼のこれまでの作品の中でも一番複雑そうな鳥でお願いしました。
グラデーションの様に糸色も変わっていっているので非常に芸が細かく、完全にアートピースな一着。

Coach Jacket Hand-painted / 165,000 yen (tax-in)
Fabric : Vintage French Cotton/linen
Size：L

コーチジャケットと題された、ボックス型のジャケットはヴィンテージフレンチコットンに手作業でペイントしております。
裏地のない一枚仕立てで、ジャケットですが厚さも特別ないので長いシーズン着用できます。
一応ラインナップには全面か背面どちらかにペイントだったのですが、全面ペイントでお願いしました。
個性的な様で結構着こなしやすいです。。

LONG JACKET / 242,000 yen (tax-in)
Fabric : ITALIAN Wool/Linen
Size：L

この生地はかなり楽しみにしてましたたが、実際かなり良かったです。
イタリア製のウール/リネン生地なのですが、見た目のわりに軽く洗いを施してソフトな風合いに仕上げています。
このウールリネンを非常に気に入り、ロングジャケットとアウターを作っていただきました。
ジャケットはワークジャケットに近い代物で、やや着丈が長めで大き目のポケットが特徴的です。
サイズはLのワンサイズですが、肩の落ち具合もよく、173cm 60kgくらいの僕の体型でなかなか良いゆったり具合で羽織れるサイズ感です。
また、裏地は肌辺りの良いジャパニーズコットンで、袖通りも良いです。
袖は長めですが、ロールアップして着用してください。

Big Coat / 286,000 yen (tax-in)
Fabric : ITALIAN Wool/Linen
Size：XL

同生地のコート、贅沢です。
この手のタイプは飽きないベーシックな生地選びが結局のところ一番使えるので長く付き合えるモノを選びたいですが、これならどうでしょう。
パッと見ブラックシャンブレーの様ですが、コットンとは違うウールリネンの質感ががかなりいい味だしてます。
ウエストのシェイプもなくざっくりめなオーバーコートなので、ある程度厚手のインナーを着てからでも羽織れます。
オンタイムで服を探すのも良いですが、こういったのは今のうちにおさえておきたくべきなのでしょう。（自分にも言ってます）
右ポケットのみ内側からもアクセス可能なエンジニアポケット仕様で機能的なディテールもございます。
とても、欲しい。

Big Coat / 286,000 yen (tax-in)
Fabric : Vintage French Cotton/Lined
Size：XL

Over Shirtにつかわれていたコットン/リネン生地でも同様にコートを作っておりました。（既にSOLD）
こちらも、着用していくうちの色の変化が楽しみで、良い雰囲気でした。
裏地はイタリア製のコットンシルクを使っていたりと、がっしりとした面構えのアイテムが多いですが、細部に繊細さを感じます。

すべての製品に個性がありますが、意外と！？普段着に取り入れやすいコレクションでございます。
ほとんどの作品に手作業だけで最低でも4時間かかるそうで、ミシンでの作業を加えたらかなりの手間と時間を費やします。
それもデザイナー自身でひとつひとつ丁寧に仕上げており、染色も天然素材を使い手作業で自身で行っていたりとなかなかストイックな内容のブランドです。
また、ほとんどの製品にヴィンテージやアンティークを使用しているため、全く同じ生地が手に入るとはなく、調達にもかなりのコストがかかるため、生地を探し、裁断し、作るに至るまでにかなりの時間を要します。
このように非効率的な作業をしているため、結局年間200着程度しか生産できないそうです。
しかし、すごいプライスだｗ
一人で全部やっていればよい訳ではないのですが、いかんせん彼のストイックな姿勢さながら仕上がりも良いので服好きならばこれは欲しいってなると思います。
共感いただけた方は是非店舗にお越しの上、実物をご覧いただきお試しください。
彼の今後の作品も楽しみですし、行けるようになったらいつかアトリエにも伺えたら嬉しいなぁと想いを馳せてます。（まだ未完成）

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