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【Gorsch】 “Saison #11”

MENS |


【Gorsch】
ゴーシュという名のとある仕立屋見習いの物語。
ある日屋根裏で見つけた古びた足踏みミシンと仕立ての道具、そして3着のジャケット。
ゴーシュは、今は亡き祖父が仕立屋だったことを知る。
祖父の仕事姿を思い描き、それは憧れに変わり、そして同じ道を歩み始めた。
腕はまだまだ未熟だが、仕立技術の向上のみならず、様々な異国に移り住み、異文化に触れ、感じたままにゴーシュらしい物作りに励む。
故郷に想いを馳せ、いつの日かその地での物作りを通して、様々な国の人々に “Gorsch” を楽しんでもらいたい、そんな事を想いながら、世界のどこか片隅で日々腕を磨いている。


—Saison #11―
~寛永2年(1625年)より受け継がれる”鈴木盛久”~

盛岡の地で続いてきた伝統と技術。そしてその代によって、自分の色を探求し唯一無二の鉄器を生み出す。伝統が重んじられる世界で新しいことに挑戦することは、多少なりとも他者から異端と見られることもあるものの、自身の表現、そして次世代へつなぐ大事な行動であり想いでもあると考えます。技術はもちろん大事で大前提だけれども、その技術を使って己を表現できなければやはり自分でなくてもいい。自分はこうだ!と伝わってくる鈴木盛久の作品の数々は人を魅了します。僕もその製作過程に携われればいいなと思い、Modelに選びました。令和6年より第16代の時代が始まります。
Gorsch / 鈴木詠一


既に店頭に並べておりますが、ご紹介出来ていなかった”Gorsch”。鈴木盛久工房にフォーカスをあてて、製作された今回。
昨年にアトリエを岩手に構えたデザイナーと同郷にある鈴木盛久工房。最早説明は不要かもしれませんが、岩手県の代表的な工芸品である南部鉄器の老舗。私自身、前職の頃は鈴木盛久工房を扱っていたため、少し馴染みを感じる部分もあってか、ルックの中で使われている工房、職人さんたちの様子がより印象深く映りました。

私たちが身に纏う洋服はドレスからミリタリーやワーク、民族的なルーツなど様々な背景がベースとなり変化したものが多く、遡っていくと必要な機能や文化、地域の特色が服に落とし込まれています。
今回のコレクションにあたって、鉄を扱う職業の服をリサーチし、主にドイツの製鉄現場を描写した本、また岩手各地の南部鉄器工房の資料写真、そしてドイツやフランスなどのヴィンテージ服を参考にし、Gorschが思う鉄器工房での作業服を想像し製作しております。
ルックで着用されている姿はやはりしっくりきていて、というのは実際に作業風景に溶け込むことでより魅力的に映っており、デザインの良さと素材を含めた機能美がしっかりと形になっているからこそなのかと。だからこそ鈴木盛久工房の職人さんたちが着ることがある種1番の完成形に近いとも言えますが、、、。でも自分で着てもやっぱり良いです。

デリバリーの詳細は後日紹介致します。入荷ラッシュで1つ1つの紹介が後手になっていますが、店頭ではSSが充実し始めておりますので、是非ご覧いただければと思います。

MAIDENS SHOP 上田

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2023/03/05

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