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【RIER 23A/W COLLECTION】

MENS |

伝統的なものづくりは好きだ。ただそれが今の自分にフィットしているか、素直にものとしてかっこいいかは別物。

特に洋服に於いてはどうしてもこのバランスが難しい。単にトレンドやファッションが要素に加わればいいという訳でもない。思うに如何にそれが自然体で様になっているか。伝統的な技術や生産方式を用いることが板についているというのか、不自然さや違和感を覚えないときに素直に向き合える気がする。

WALKER JACKET / 198,000yen (tax-in)
 Col : Black Flowers Felted
Size : M
M
aterial:100% Wool


【RIER】

アンドレアス・ステイナーによって2019AWシーズンよりスタートした、パリを拠点とするブランドであるRIER。デザイナー自身の生まれ故郷であるアルプス東部、オーストリアとイタリアの間に位置する南チロルの精神を受け継ぎながら、伝統的且つモダンなラグジュアリーウェアを提供している。地元の職人たちとの協力のもと、天然素材を使用し、現代のライフスタイルに寄り添い、透明性のあるサプライチェーンの構築にコミットする。ステイナーはプラダ、ミュウミュウ、ルイ・ヴィトンでキャリアを積み、2021年にはLVMHプライズ®の最終選考に選ばれた。


WALKER GILET / 154,000yen (tax-in)
 Col : Black Flowers Felted
Size : XL
M
aterial:100% Wool

WALKER GILET / 121,000yen (tax-in)
 Col : Moss Felted
Size : L
M
aterial:100% Wool

 定番的に展開しているこちらのシリーズから今季はジャケットとジレをピック。ウールを100%使用し、ニットのように織られ、ローデンのようにフェルト化されたファブリック。柔らかく軽い、そして暖かい。

目を惹く花の刺繍は、伝統的に衣装の飾りとして使用されていた歴史があり、元々は男性のみが着用していましたが、我々の感覚でいくと女性的なイメージ。これに関してはただただ可愛い。主張のあるデザインだからこそシンプルに合わせたい気分だ。刺激が欲しい人はこれに一癖加えても良い。無地のオリーブは潔くシンプル。素材の良さ、チロリアンの雰囲気を十二分に感じられる。着回しという点では申し分ないだろう。

TUNIC OVERCOAT OPEN BACK / 206,800yen (tax-in)
 Col : Loden / Anthracite
Size : XL
M
aterial:100% Wool

チュニックなのか、オーバーコートなのか。そんなのはどっちでも良い。たしかにトップスでもありアウターでも使える。

アルプスの農民が着用していたエプロンから着想を得ており、ダブルのローデン生地は、オーストリアの歴史ある工場で数十年にわたり生産されている。他のダブルフェイス生地と比べ、その特徴はフェルト加工にあり、より丈夫でありながら、非常に軽くソフトな構造を可能にしている。

オープンバックで後ろで結ぶ紐が付いている以外は、無駄な装飾がなく、サイドのスリットからジャケットやボトムのポケットにアクセスでき、シルエットの軽快な動きも助けている。

フロントは削ぎ落されたようにシンプル。これはある意味デザイナーの自信とも受け取れる。素材やカッティングに対して抜かりのないことの表れなのだろう。

オーダーの型数こそ少ないものの、やはり満足感のあるラインナップになっています。是非店頭にてご覧下さいませ。

MAIDENS SHOP 上田

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2023/09/13

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