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【S.E.H KELLY】-SPRING/SUMMER 2022-

MENS |

コンディションを整え、昨年FWから待望の復活を果たしたS.E.H KELLY。
ずいぶん前に入荷し、気付いたらシーズンも佳境で在庫も残りわずか。
完売している商品もありますが、紹介しておかなければと思ったので、今更ながらでもご紹介いたします。


【S.E.H KELLY(エスイーエイチ ケリー)】
ポール・ヴィンセント(Paul Vincent)とサラ・ケリー(Sara Kelly)が2009年にイギリスにてスタート。
生地やボタンなど全てをイギリスメイドに拘り製作。
コレクションは英国諸島(イングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズ、および、北大西洋にある島々)メイドで作られている。
生地と材料は、優れた地方の工場と協同組合の豊富な品揃えから供給されており、1700年代から続くツイードファクトリー、国の唯一残存しているホーンボタンメーカー、イングランド中部地方の家族経営の会社など、カシミヤ、羊毛、ツイードなどブリテン諸島の様々なところから供給されている。
また、アイテムはワークルームやファクトリー専門店で作られている。


「POPOVER」63,800yen (tax-in)
“NORTHERN IRELAND SUITING”

Col:HOLIZON BLUE / BROAD BEAN / UMBER / LEAD
Size:XLHOLIZON BLUE BROAD BEANUMBERLEAD

今回も型数は絞っていますが、シャツはカラバリ豊富に展開しています。
まずは、POPOVERから。
イタリアンカラー型のプルオーバーシャツ。ロンドン北部にあるコート・ジャケット工場で作られています。シャツのように作られるのではなく、ヘビーアウターと同じ基準、同じ構造で作られています。ブランドらしい、着込みがいがあるハリの強いリネン生地は、北アイルランドで最も古い工場で紡績されたリネンです。この生地は、北アイルランドのベルファストから数マイル南にあるリネン工場で織られたものです。この工場は、ベルファストが「リネンポリス」と呼ばれていた1800年代末に建てられました。現存する最後の工場のひとつであるということは、高級リネンの製織、染色、仕上げにおいて、模範的な仕事をしている証です。

潤紡績された最高級リネン糸で織られているため、染料の吸収性に富んでいます。重要なのは光沢を生み出すためにマーセライズ(シルケット加工)を施し、生地を安定させて防縮加工をしていること。故に最高品質と謳われています。フラップポケット内側にサブポケットの付く 遊び心のある仕様ですが、裾サイドは 抜かりなくパイピング処理。

カラーリングは派手な様で、リネンならではのくすみがかったカラーが落ち着きます。
襟が開く一枚仕立てになっており、身頃もやや長めの設定でゆったりしているので、時にはシャツの上に羽織るミッドレイヤーとしても重宝しそうです。

渋い、けども遊び心を感じる小粋なデザインです。XLのワンサイズ展開ですが、これでドンズバでした。
やり過ぎない程よくゆったりしたイメージで着られます。残すカラーは”BROAD BEAN”のみですが、デニムやチノと定番とされるボトムスには間違いなく合う良い色なので是非ご検討ください。

「SMOCK」52,800yen (tax-in)
“LANCASHIRE UNION PANAMA”

Col:CHARCOAL / AIRFORCE BLUE
Size:XL

CHARCOALAIRFORCE BLUE

スモックは潮風にさらされる海の伝統と、一方では陸地での日常生活を基に作られた万能なプルオーバーです。こちらもとにかくタフそうな綿麻生地ですが、色味が絶妙。コットンとリネンを均等に使用し、リネンはスラブ(凹凸)を出して個性を加えています。伝統的なワークウェアの素材を彷彿とさせるホップサックなのですが、従来の物よりも非常に軽くブランドでも初めて使用した素材です。目付が重く、厚みこそありますが、リネン混なので通気性もあり、サイズもXLなので、風通しも良く過ごしやすいかと。ガシガシ着用して風合いが出た日には今よりももっとイケてるでしょう。

「BOATNECK」107,800yen (tax-in)
“WALES COTTON”

Col:SEAWEED / MALT
Size:L

英国南西部のリングスパンコットンを使用し、現代ではほとんど採用されていない希少なハンドフレーム製法(職人がテンションや編み目の詰まり方を細かく微調整しながら、手編み機を操作する)で仕上げられています。手間と時間を掛け、熟練した職人の手作業で作られたものです。こういった手編み機は最近めったに見かけません。前身頃はチャンキーな6plyの立体感のあるタックステッチ、袖と後見頃は軽くてフラットな3plyで編まれています。袖と背中は薄手の三層構造になっていますが、コットンなので乾きやすく、通気性に優れています。そのため、夏の時期を除いて一年中着用可能です。

着用した際、ドロップショルダーが肩にかかると柔らかいフォルムになり、カジュアルな印象になります。ネック、裾、袖口はすべてリブステッチで程よい締め付けをキープ。袖口はターンナップ仕様で、通常の2倍の長さがあり、お好みで折り返すことができます。また、ネックと裾は数列のステッチを追加することで、緩やかに折り返せるロールネック仕様。アームと後見頃はハイゲージを採用している為、アウターやジャケットに袖を通した際でも着ぶくれず、ノンストレスで着やすいよう考慮されています。

珍しい点のひとつとして、身頃の付け根から脇を通り、腕の下から袖まで途切れることなく続くパネルです。これは巨大なマチであり、腕の動きを拡張するものです。このようなパーツやパネル、重さや質感の異なるニットは、世界でもトップクラスのハンドリング技術で編まれています。
想像してみてください。極小の糸の輪を、手と編み針で次の輪に繋いで、全体を組み立てていく。熟練した職人にしかできない匠の技です。

「FIELD JACKET」151,800yen (tax-in)
“LANCASHIRE COTTON CAMBRIC”

Col:ARMY
Size:L

スタンドカラー、5つのポケット、ウエストにはレザーのドローコードを施した4つボタンのフィールドジャケット。背面のアクションプリーツで前方への可動範囲を広げる仕様や屈んだ時にも邪魔にならないポケットの位置など、長時間着用してもストレスを感じないよう、細部まで気が利いています。

生地は当時英国陸軍が使用していたコットンを再現したものです。丈夫で耐久性があり、ステープルの長い綿糸を使用しているため、きれいなドレープとスマートな光沢があり、熱を伝えやすく、通気性に優れています。フロントは4つのボタンで構成されていますが、フライフロントのため、ボタンを留めると見えなくなります。ホーンボタンは大きめで、マットな仕上げになっており、天然ホーンなのでひとつひとつが異なっています。

バータックもふんだんに使われており、かなりヘビーに、長年着用できるよう、あらゆるストレスポイントを強化しています。例えばアクションプリーツの付け根や、ポケットの多くの箇所にも。ジャケットの裏地には、光沢のあるサテンを使用し、滑りが良く、下に着るものとの摩擦を軽減します。また、ジャケットの内側には、携帯電話や財布を収納できるクラシックなインブレストポケットが1つ、着用時の左側に付いています。ご紹介しておきながら、こちらは既に完売。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
オンラインストア掲載していますので、気になった方はチェックしてください。

“S.E.H KELLY/THE STORE BY MAIDENS”

皆さまのご来店お待ちしております。

MAIDENS SHOP 礒野

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2022/07/14

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