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【Lesca Lunetier】 -New Collection-

まだ7月なのにこの暑さ。茹だるような日が続いており、夏本番を迎えるのが少し嫌になっております。
さて本日は、丁度夏にぴったりな眼鏡が届いたのでご紹介いたします。

【Lesca Lunetier】
フランスの眼鏡産地として有名なジュラ地方で20世紀初頭から眼鏡に携わってきたレスカ家によって1964年に立ち上げられたアイウェアブランドです。創設者でもあるジョエル･レスカ氏はジュラに点在する職人たちと深い信頼関係を築き上げており、量産技術や最新の製造機械だけに頼らず当時から大事にしてきた金型や設備によって製造しています。1950年から1960年にかけて家具やファッション、建築の革命を目にしてきたジョエル氏によって生み出されたデザインの数々は色褪せる事のないスタイルを作り上げ、世界中に今もなお愛用者を増やしています。

Pica / 46,200yen(Tax-in)
Col : Black (Green Lens) / Brown (Brown Lens) / Clear (Charcoal Lens) / Black (Charcoal Lens)

Lescaに於いて1番人気といっても良い”Pica”。フレンチヴィンテージでもよく見られる「クラウンパント」の型で、歴史も長い定番的なモデル。最早見慣れ過ぎて、一癖あるとも全く思わなくなっていますが、ボリューム感やキーホールブリッジなどが特徴的。

パント(ボストン)の上部を一直線にカットし、直線をプラスしたようなクラウンパントの型は、曲線の柔らかさと直線のシャープな印象が合わさっており、フレームの太さはあれどサイズとしては意外とコンパクトで、顔馴染みも良い。結局かけたときにしっくりこなければデザインが良けれど使わないので、人気な理由は程よくデザインの効いたクラシカルなフレームでいて、日本人の顔でもしっくりくるバランスなんだと思います。

毎回欲しいタイミングでなくなっている”Pica”。特にBlackのカラーはお早めに。でも人気のBlackもフレンチヴィンテージでは実は主流ではなく、本当はブラウン系のトーンやクリアフレームなんかがフレンチヴィンテージらしいカラー。

CROWN PANTO / 68,200yen (in-tax)
-Vintage Material Line-
Materials：acetate
Col : Black (Blue Lens) / Brown (Red Lens) / Brown (Moss Lens) / Brown (Yellow Lens)

今回もUpcycling acetateコレクションからオーダーしており、Vintageコレクションと同じく、貴重なヴィンテージ素材を使用しているモデル。当店では”CROWN PANTO”の型に絞ってオーダーをしています。先程ご紹介した”Pica”とは一見似てるように見えるが、素材以外に大きな違いは、フロント（リム）の厚みとテンプルの形状。

リムの厚みがPicaは4～5mmに対して、8mmとしっかりと立体感があり、テンプルは端にかけて幅を持たせ、緩やかなシェイプ。個性的というのか、フレンチらしいというのか分からないが、エスプリの効いたデザインが好まれるフランスだからこそ、定番になったのだろう。確かに恰好良い。ブランドの紹介文ではアイウェアブランドと書いたが、実はこの言い方は少しこっ恥ずかしい。でもこのくらい眼鏡に個性があるとまるで洋服のようでアイウェアと名乗っても良さそうだ。

当店ではあくまでもサングラス感覚でかけてもらうことを前提にカラーレンズでオーダーをかけている。ただ、フレームとレンズの相性に関してはその時のテンションや感覚でオーダーしているので、決して適当に選んでいる訳ではないが、レンズの色は是非お好きな色に変えて下さいませ。

夏を言い訳に良い眼鏡を1本新調してみてはいかがでしょうか。

MAIDENS SHOP 上田