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【DIOMENE】New Brand from Italy Vol.2

先日のルックの紹介に引き続いて、本日は当店にてオーダーしたラインナップのご紹介。

【DIOMENE（ディオメン）】

クロアチア出身のデザイナーDAMIR DOMAによって2021年よりスタート。
ブランドネームの由来は、母国語で私の一部を意味するDio Mene。
デザイナーはドイツで育ち、その後パリに移り、2009年に自身の名を冠したブランド「Damir Doma」を設立。
DIOMENEは、不要なものを排除することによって作られる洗練されたデザイン、美的感覚、論理にフォーカスし、当時のオリジナルブランドを新たに再生することを目的としたプロジェクトです。

CLASSIC SHIRT / 121,000yen (in-tax)
Col : CONCRETE
Size：M
Matl：VISCOSE / NYLON

ヴィスコース、ナイロンをブレンドした素材を用いたジャガードの柄が綺麗なシャツ。薄く艶やか、柄も妙に色気を放つ。この感じでボタンダウンというのが面白い違和感。肩は落とし、身幅もルーズに採ったリラックスフィットで、柄や素材のムードにもしっかりマッチしている。まずは外さずに綺麗なボトムスをやはり合わせるのだろう。カラーのCONCRETEだが、所謂コンクリートのライトグレーとは異なる、オリーブやダークグリーンに近い色味。

CLASSIC PANTS / 100,100yen (in-tax)
Col : RAW UMBER / METEROIDE
Size：48
Matl：VIRGIN WOOL

ウール素材のハリとコシを備えたドライなタッチのトラウザーは、タックを施さない潔くシンプルな一本。センターにはプレスが施され、裾にかけて真っすぐと綺麗に落ちる。左脇にパッチポケットをアクセントしてあしらったものの、今のブランドの哲学を表したようなミニマルな仕上がり。正直何と合わせても良いのだろうが、逆に言えば上物や靴など装いのイメージを巡らす自由度が高い。穿けば分かるというズルい言葉はどうかと思うが、正にそれ。RAW UMBERというカラーだが、イタリアのウンブリア州で産出した土から作られた顔料のような暗い黄色をローアンバーと言うらしい。

CLASSIC SHIRT / 88,000yen (in-tax)
Col : CANTEEN
Size：M
Matl：COTTON

ハリのあるコットンを用いた先程のジャガードのシャツと同型の一枚。ポケットにはオリーブ(?)なのか何か可愛らしい植物の刺繍があしらわれ、袖にはブランドのロゴをボディと同色にてステッチ。ベージュのB.D.シャツもアメカジライクなそれとは異なる仕上がりで、生地選びだったりその生地を活かすシルエットへのアプローチだったりがなんともインポートらしい良さというのか、コレクションにも幾度と参加してきたブランドならではのシャツといったところ。

PAJAMA PANTS / 100,100yen (in-tax)
Col : CONCRETE
Size：48
Matl：VISCOSE / NYLON

同じ柄のパンツもオーダーしている。（後ほど紹介するショーツも）作りとしては非常にシンプルで、ウエストはドローコードとゴムによるイージー仕様で、裾にかけてほんの僅か自然とテーパードがかったストレート。透け感のある生地ではあるが、膝上あたりから裏地が付くので下着の透けの不安は問題ないのでご心配なく。きっと足元はレザーが良いだろうが、それ以外は特段着方に悩むことも必要ないだろう。

TRENCH COAT / 242,000yen (in-tax)
Col : METEROIDE
Size：48
Matl：VIRGIN WOOL / POLYESTER

トレンチと名前が付いているが、ステンカラー寄り。ウールとポリをブレンドした素材は薄手で軽く、ドライなタッチ。ウールの上品さにポリをブレンドすることで、化繊特有のソリッドな光沢感も相まって良い。この時期に着るアウター選びは難しいが、軽く、嵩張らないという点はかなり大事な要素。前立てからバックまで続く3連のポケットの仕様は面白く、単調さは感じさせないが、シンプルという範疇からは出ないくらいの足し引きのバランスだろう。METEROIDEは隕石を意味し、イメージだとチャコールグレーでは？と思ったが、しっかり黒の色味。こういう遊びのあるカラー表記はルーツを探ってみるのが楽しい。

DRAWSTRING SHORTS / 88,000yen (in-tax)
Col : CONCRETE
Size：48
Matl：VISCOSE / NYLON

夏に間違いなく穿きたくなるショーツはワイドに幅を採り、丈は膝上で設定。透け防止の裏布は裾から少し出るようなレイヤードデザイン。シンプルな装いのアクセントとしては勿論のこと、洒落たショーツだからこそ遊びを効かせたスタイリングの想像も掻き立ててくれる気がする。アーバンなスタイルとは異なり、邪道な気もするが個人的にはリネンのシャツにビーサンというリゾートチックな合わせに使いたい。

MICRO EMBROIDERY T-SHIRT / 47,300yen (in-tax)
Col : SNOW WHITE / METEROIDE
Size：M / L
Matl：COTTON

コットンの無地ボディに刺繍をあしらったシーズンを象徴するアイコニックな一枚。肩から袖にかけて少し後ろにずらしたシームは一直線に伸び、裾と袖の端はチェーンステッチという細かい拘り様。

カラーは白と黒の2色でオーダー。滑らかなコットン素材でリラックスフィットの一枚は、ミニマルなインナーとしても良し、花の刺繍を見せて一枚で着るも良し。

PAJAMA PANTS / 94,600yen (in-tax)
Col : CANTEEN
Size：46 / 48
Matl：COTTON

程良く厚みがあり、ウォッシュのかかったコーデュロイ素材を用いた、先ほどのジャガードのパンツと同型のこちら。コーデュロイのイージーパンツながら綺麗めな雰囲気も備えているのがこのパンツの魅力だろうか。生地に洗いがかかることで、綺麗すぎず、且つカジュアルさもいい塩梅で加わっている。水筒を意味するCANTEENだが、水筒自体の色ではなく、カバーのレザーの色味をイメージして付けたのではと勝手に予想した。

POCKET OVERSHIRT / 110,000yen (in-tax)
Col : METEROIDE
Size：S / M
Matl：VIRGIN WOOL / POLYESTER

コートと同生地を用いたオーバーシャツ。シャツというかほぼジャケット。ラウンドのテールやサイドスリットはシャツらしい仕様だが、ボタンとボタンの間隔、大ぶりな襟、アームの太さなどサイズ感を含めてジャケット然としている。前立ての端と一緒に縫い付けられたポケットというデザインは面白く、Tender Co.でも同じようなディテールを見たので、もしかしたらニュースタンダードなデザインになるのかもしれない。今時期はシャツやニット、暑くなればTシャツの上に羽織るだけで良い汎用性の高さはいざ服を買う時の決め手になり得る。着用の写真のようにMETEROIDEの単色で纏めるのは間違いないだろうし、昔のDamir Domaの単色のイメージ的にもブランドらしいのかもしれない。