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【Gorsch】”Komunum” in iwate

MENS |

 

こんにちは、五十嵐です。

随分と時間がたってしまいましたが、去年の4月に岩手県人首街の方へ出張に行っておりましたので本日はその記録をこちらに書き留めたいと思います。

なぜ岩手県かといいますと、ブランド始まって以来からのお付き合いであるGorschの鈴木さんからGorschの新しい拠点(アトリエ)を地元である岩手県人首街に構えました!という連絡をもらい、それはいかなければと訪れることになった次第です。

せっかくなら盛岡や仙台に立ち寄りたい場所もあったので、交通機関は使わず牧野さんの自家用車で渋谷から約5,6時間近くかけてドライブ。
朝早かったこともあり出発早々生意気にも私は後部座席で寝ておりました、、、運転本当にありがとうございました!!

渋谷から二時間ほど車を走らせればすぐにあたりは木々や山々、畑が増え、あちらこちらに立派に咲く桜が見えてきます。(車内では日本おとぎ話じゃん!とボルテージが高まります笑)

更に車を走らせ気付けば昼時。
お腹も空いてきていたのでジンギスカン定食が美味しいと言う鈴木さんお勧めの食堂で待ち合わせることに。その名も”ドライブイン 増沢”

鈴木さん合流。オレンジ色のジャケットをサラッと着こなしています。素敵!

もう外観だけでいいお店であると確信。店内に入るとテーブル席がいくつかありその奥には広々とした座敷が広がっています。すると店内に漂うおいしい香りとともにひょいと笑顔が素敵なおばちゃんたちがやさしく迎えてくれます。
「鈴木さんもうこの店好きです」と皆で口を揃えました。

通してもらった座敷から少し目を横にやると、次々と来る注文を愛情込めて作ってくれている姿が!この光景心穏やかになりますよね。

他にもそそられるメニューを横目に、お勧めのジンギスカン定食を注文。割と直ぐにジュージュー音を立てて到着し、いざ実食。う、うまい!臭みは一切なく別皿に用意されたタレがおいしいことなんのって。
山盛りに盛られた野菜と鈴木さん一押しの白米がどんどんとなくなっていきます。これは地元の方々が通うのも納得。
やっぱりセンスがいい人ってその分野だけでなく、他分野でもチョイスするものだとか場所がいいですよね。僕もそんな大人になりたい。

 最後には皆さんで記念撮影!お近くに行った際は是非寄ってみてください。

 

お腹も満たしたことでお目当てのアトリエへ向かいます。
今回の出張の目的は二つ。Gorschの新しい拠点(アトリエ)を見に行くことと、MAIDENS SHOP10周年記念別注の打ち合わせ。

食堂から車を10分ほど走らせ到着。辺りは開けていて、大きな桜の木や黄色い花々、川も流れとても気持ちがいい場所です。話によると熊も狸も鹿も出るらしい。

そしていざアトリエへ。デザイナーさんのアトリエを見れることは中々ない事なので興味津々にあちこちと見させてもらいました。

見覚えのある生地などもちらほら!

ビニール越しでも美しい藍染めされたベルベット生地の存在感。

鈴木さんらしいバラエティ豊富な生地や糸たち。

こんなにかわいらしいものも発見!もともとこちらの倉庫に置いてあったといいます。

見てください、この残布で作られたかわいらしいクマのぬいぐるみ!
Gorschらしい温もりと厚みがある特徴的な柄の生地とこのぬいぐるみの相性が抜群にいいですね。すきです。
興味ある方は@goodmate_gmをInstagramでチェックしてみてください。

しっぽにはGorschのタグが。こういう小さなとこにセンスってでますよね。

桜の咲く春、雪が深々と降り積もる冬に鈴木さんがこちらで作業をされている姿を思い浮かべたとき、仕立屋見習いの物語をそっと覗き込んだかのようなワクワクした気持ちを覚えました。

ここからは鈴木さんが収集した古着のお気に入りポイントを聞いたりそれぞれのアイデアを出し合いながら、別注品についての話し合いを進めていきます。

その後は生地選び。まずは膨大なストックの中から思うがままにピックアップしていきます。

古い箪笥も果敢に開けていきます。

使いたい生地が次から次へと。困った困った。

 

話をある程度まとめて、次はそこから徒歩5分ほどに在る一番楽しみにしていた場所へ。ここが痺れた。

 

Komunum‘(コムヌゥム)

こちらが大正14年(1925年)に建てられた擬洋風建築。Komunum‘(コムヌゥム)という名前は鈴木さんがつけられました。
聞きなじみのないこの名前は宮沢賢治が好んで使用したエスペラント語だそうです。
全世界の人々が共通した言語でコミュニケーションを取ろうと作られた言語で、
宮沢賢治がここ人首町に訪れた時の様に、ここに集う人達が皆分け隔てなく、それぞれが混ざり合い、良い時間をすごせます様にと名付けられています。

林檎畑のおじいさんがここの建て壊しの話を教えてくれ、事前に見に行っていた鈴木さんが即決で買い取ったといいます。さすがの行動力。

この静かな通りに凛とした佇まい。惚れ惚れしました。

柱の根元につくし発見!

「鈴木さん、この端っこの木製ベンチにちょこんとあるバス停が好きです」
「お!いいところに気が付いてくれますね。あそこ僕も好きなんですよね~」
なんて会話をしながら、気になる建物の中を案内してもらいます。

入口の扉を開けると、まず広々としたこちらに出ます。

左手は小上がりになっており温かみのある素敵なバランスの床が〇

Gorschホームページにてこちらで撮影されたLOOK(SEASON #13ー2nd)がご覧いただけますので是非一度ご覧ください。KomunumとGorschの良さが引き立てあっていますので!

まだまだ手つかずの場所がほとんどですが、日々洋服作りと改修作業に勤しんでるそう。
今後はこの場に様々な人を呼んで衣食住の提案をし、使いたい人がいれば誰かに貸したり地域のコミュニケーションの場として機能すればいいなと考えているそう。
鈴木さん自身も衣食住に属したお洒落を追求していきたいと話していました。自分で染めたり、服を土に植えたり、生活の一部に取り入れられるようなそんなものづくりを。

人によってはガラクタに見えるのかもしれませんが鈴木さんから見たら宝の宝庫。
勿論我々も秘密基地に入ったかのように様々なものに目を輝かせます。

奥の階段を降りると裏手側に出ます。あとでご紹介しますのでお次は二階へ。

また特別異彩を放つ空間が。

こちらがこの建物の中で個人的に一番好きな場所です。
異国のような空間なのですが、ゆっくりと呼吸ができて適度に緊張感もあるような、素敵な空間。

見てください襖の柄とタイルの掛け合わせ。

お気づきの方もいるかと思いますがこの建物、凄く広いんですよね。

⁉ 鈴木さんなに持ってるんですか?
え、まさかのGRENADE!!!
ではなく、空襲などの際に使われた消火用手榴弾(消火瓶)を収納する箱。第二次世界大戦ごろに日本各地で防空用に備えられていたそう。話によるとかなり珍しい物らしいです。

2階にも目を惹かれるものが沢山。

SYOKADAN!!!

宮沢賢治発見!

不思議なスペースにGorschのツナギがディスプレイされています。

最後に建物の裏側を案内してもらいました。
こちらの写真右手側にあるのが、なんと酒蔵なんです。

入口よりもはるかに大きく、恐らく中で組み立てられたものだそう。発酵物の独特なにおいが漂っています。

洗ってドラム缶風呂みたいにして入りたいですね笑
でかいし気持ちよさそうだな~なんて

どこを見ても自然があり、洋服だけでなく何かをゼロから作る作り手には意欲が湧いてきそうな場所。実際に訪れて鈴木さんがこの場所を選んだわけが少し分かったように感じました。

今回我々と一緒にこの場所へ訪れた加藤さんは言っていました。(加藤さんは鈴木さんと長い付き合いのある方)
「鈴木さんは人たらしだからね~」と。これ勿論いい意味ですよ。
僕らを案内してくれている道中、道行く人皆お知り合い。町が小さいということもあるのでしょうが、気軽に挨拶を交わし始まる立ち話。すっかりとその場所に馴染んでいる姿をみて鈴木さんは生まれ故郷だろうが海外だろうがきっとこのまま、変わらないのだろうなと勝手に思っていました。
鈴木さんは「日々たくさんの人に支えられていますね」とお話の中で言っていましたが、それだけ鈴木さんも人にたくさんのものを与えているから周りの人も応援してくれたり、鈴木さんとなら何か一緒にやりたい、形にしたいと思うのだと思います。僕らもそのうちの1人。
そんな鈴木さんとのMAIDENS SHOP 10周年アイテム、その名も”思い出シャツシームスター”のお披露目がもう間もなくとなっております。
GORSCHとの思い出を移転10周年のタイミングで形にさせていただいた特別なコレクション。
是非ともお楽しみにお待ちください。

これからこの場所で生まれる様々な形あるもの、そうでないものが楽しみでありません。

鈴木さん、貴重なお時間ありがとうございました。
また伺える日を楽しみにしております。


【Gorsch】
ゴーシュという名のとある仕立屋見習いの物語。
ある日屋根裏で見つけた古びた足踏みミシンと仕立ての道具、そして3着のジャケット。
ゴーシュは、今は亡き祖父が仕立屋だったことを知る。
祖父の仕事姿を思い描き、それは憧れに変わり、そして同じ道を歩み始めた。
腕はまだまだ未熟だが、仕立技術の向上のみならず、様々な異国に移り住み、異文化に触れ、感じたままにゴーシュらしい物作りに励む。
故郷に想いを馳せ、いつの日かその地での物作りを通して、様々な国の人々に “Gorsch” を楽しんでもらいたい、そんな事を想いながら、世界のどこか片隅で日々腕を磨いている。


MAIDENS SHOP 五十嵐

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2026/02/21

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