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“MOTHER HAND ARTISAN” AW19 COLLECTION

MENS |

 

AW17ぶりの入荷です。
昨年、2018年より生産および活動の拠点を、ベルギーはブリュッセルより日本へ移行したため、AW18は移行期間として活動を休止されておりました。
そして来たるAW19。本格的に再開という事で。もちろんオーダーいたしました。なんぞやって方もいらっしゃるかと思いますので、ブランドのこと振り返っておきましょう。

“MOTHER HAND artisan / マザーハンドアルチザン”
工業化が進んだ現代、世の中は生産効率を優先したモノ作りが大半をしめていますが、MOTHER HAND artisan は敢えて手間のかかるハンドメイドにこだわっています。
モノ作りの「原点」ともいえる最高のアイデアと製法を求め続けるためでもあり、「手」の作業から溢れ出すアーティスティックな緊張感を大切にしているからです。
昔ながらの「手横編み機」を使っているものの、昔ながらの技法でニットを作ってはおらず、「一つ一つのパーツを一体でつくる」という視点を少し変えたニット作りをしています。
最新の機械や、技術よりも「アイデア」と「手仕事」を巧みに組み合わせ、現代的なスタイルを表現しています。
パターンはすべてオリジナルです。やわらかな弧を描く肩、えぐられた脇の下のラインにより可能な細いアームホールなど、立ち姿が美しく見えるように設計されています。
そして最大の特徴は、腕やボディと言った、ひとつひとつのパーツがつなぎ目無しで作られているということです。
ひとつのパーツをつなぎ目無しで作ると言う事は、作業工程上、編み目の「かけ直し」や「減し目」、「増し目」の両方を使わなければなりません。
その時に生まれる「目」をリズミカルに配置する事により美しいフォルムを生み出します。
MOTHER HAND artisan のプロダクトには、そういったハンドメイドならではのアイデアやディテールが沢山詰まっています。

という事で、2009年7月に日本人である永井ご夫妻により、ベルギーを拠点に活動を始めた MOTHER HAND artisan。
「ボロボロになってもまだ着たいと思ってもらえる、永く愛されるニットが作りたい」という情熱を地に馳せ、昨年の夏に拠点を2ndステージとも言える母国日本へと移行されました。
で、2年越しの製品がコチラです。

NAMUR / 40,000YEN (EX-TAX)
SIZE:4 / 5 / 6

CINNAMON

VIOLA

ALABAMA MELANGE

NERO

生地に触れると圧倒的に話が長くなってしまうので、まずはディテールから。
分かりやすいところですが、以前までのセットインとは異なりラグランスリーブが採用されています。
なお、ボディも新たに「リラックスフィット」と着心地が快適に。この2点を踏まえ、着用感をご覧ください。

宮地(172cm 60kg):サイズ4

田中(174cm 67kg):サイズ6

一般的なオーバーサイズという括りからすると、決してリラックスしてない。
MOTHER HANDのニットは、基本的に身体のラインに対してジャストフィットで着用し、所有者の体格に合わせて馴染ませていくデニム染みた着方が本来。所謂、経年変化込みでデザインされたニットウエアという。
で、日本での生活も(おそらく)加味し、以前よりも丈・幅をともに広げたよっていう永井氏の裁量での「リラックスフィット」
ソースを知っておけば納得できるでしょうから、それでも小さいって仰る方はもう別のブランドでお願いします。
MOTHER HANDはこのサイジングだから良いって、毎年この時期になると我々は口を揃えて言ってますね。風物詩なのか。

「つなぎ目無し」で作るニットに拘っているが故に、サイドはシームレス。
技術と時間を掛けてでも、この仕様は曲げない。結果的に馴染みの良さは群を抜いている。
3着ほど所有している私のMOTHER HANDも、程よくヤレているが、ヨレてはいない。デニムで例えるなら、6割くらい色落ちしてるけど生地はピンピンみたいな(笑)

裾や袖ぐりの処理は非常に特徴的。
通常ならリブを付けるところ、編み上がりに成る自然なロール(くるりと生地が浮き上がる)を活かした意匠となっており、これがまた着古していくと生地が垂れてきて良い味を出すんですよね。
ホールガーメントという自動編み機が存在するのですが、そいつは一切使用せずに手横編み機でコツコツと編み上げられています。

 

ようやく生地のご紹介。
Super fine Wool super100`S(18,5ミクロン)を原毛に使用した紡毛糸の “CANBERRA” を使用。
正確な読み名は不明ですが、”CANBERRA”は、紡績技術の高いイタリア内でも、ニットに適した高級素材という評価を受けるほど、折り紙つきの生地。
特徴としては至ってシンプルですが、保温力抜群な上に、洗うたびに滑らかな表情になっていくという。確かにニットウエアには、この上なく適しています。
さらに、生地の目を詰めて仕上げているため、MOTHER HANDのエアリーな印象から一転。もっとマスキュリンで、クラフトマンシップな印象を抱く風合いに。
実用性も兼ねていて、”LAMORA”(以前まで使用されていたアンゴラ混の生地)よりピリングに対する耐久性があります。もちろん絶対ではないですが。
生地そのものが一気に日常的になった上で、上記した通り経年込みのニットですので、ガシガシ着用したいorすべきニットに仕上がっています。

さて、VIOLA(パープル)狙いの私ですが、そろそろ喉から手が出てしまいそう。
ぼちぼちニットを買っておきましょう。直ぐに寒くなりますよ。

ONLINE STORE』 掲載しております。

MAIDNES SHOP 田中

2019/10/28

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