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≪Gorsch≫ -2022AW COLLECTION-
—”Gorsch” 2022AW―
【BLOUSON】
SADDLE HABIT BRITISH WOOL WIDE RIDGE RIB BLOUSON / 132,000yen (tax-in)
Col:Yellow / Light Blue
Size:48SOLD OUT
【SHIRTS】
WINDOWPANE STAND COLLAR LOND WOOL SHIRT / 46,200 yen (tax-in)
Col:Brown / Black , Ecru / Green
Size:50
“SADDLE HABIT BRITISH WOOL WIDE RIDGE RIB BLOUSON”
乗馬やハンティング等のスポーツの際に身にまとうフォーマルウェアに使われるサドルハビット。配色の良いチェック柄は生地自体もしっかりと丈夫だ。強度のある生地に異なる幅の畝を持つリブを配置することで、見た目にも凹凸が生まれ、より一層印象的なアイテムに。裏地にはやわらかいウールコットンを使用し、着心地はやわらく、そもそも表生地・リブ、ともにウールなので暖かい。衿のリブは折ってもいいが、立てて着るのがオススメとのこと。首元がやわらかく包まれて気持ちがいい。一見派手だが、着てみると収まりがいい。こちらはすでに完売。
“WINDOWPANE STAND COLLAR LOND WOOL SHIRT”
経糸には細番手の梳毛、緯糸にはシェットランドウールを使用。英国の過酷な環境で育ったシェットランドシープから産出されるシェットランドウールは強い弾力と保温性があり、耐久性にも優れている。硬さが気になる英国羊毛種の中でもシェットランドウールは柔らかく、光沢があるのが特徴。その質感を十分に活かすため、織布後生地に洗いをかけ、膨らみと軽さ、弾むような風合いが際立つように仕上げられている。ガンクラブチェックの規則性を崩すことで表現されたウィンドペーン柄は地組織と同色のため主張しすぎずに馴染み、遠目には一見無地にも見える。本来タテ・ヨコに同色を使う部分にも、微妙に色目をズラした糸を用いてシンプルな柄に奥行きが与えられている。衿とカフス内側にはウールを少し混ぜたコットン生地を使用し、肌に直接触れる首元、手首にソフトな肌触りに。第2ボタン位置の膨らみはベルリンで見た写真に写っていた老人が着ているベストを参考にしているとのこと。デザイナー 鈴木氏曰く「そう見えただけかもしれませんが、首元から第一ボタンまでの膨らみにつながるカーブはとても美しかったことを覚えています。」カフスは端から真ん中にかけ幅を5mm差をつけ若干カーブさせ、外側を長くすることで手の甲に適度に被るようにし、袖が短く見えないようにされている。胸ポケットは今回右上がりに角度をつけ、四角の中にステッチでカーブが描かれている。今回のシャツもGorschらしいディテールが満載だ。
【BLOUSON】
HEATHER PINHEAD CHEVIOT WOOL ALPACA THREE BOTTONS FORMAL / 85,800 yen (tax-in)
Col:Brown / Navy
Size:50
【PANTS】
SADDLE HABIT BRITISH WOOL TWO INTACK WIDE TROUSERS / 55,000yen (tax-in)
Col:Yellow / Light Blue
Size:72 / 78 / 82 / 86
EXCLUSIVE for MAIDENS SHOP
“HEATHER PINHEAD CHEVIOT WOOL ALPACA THREE BOTTONS FORMAL”
身幅は大きめで、体と生地の間の空間がバランスよく、きれいなシルエットがでる。カジュアルながらもフォーマルな雰囲気を持ち合わせている1着だ。ワークウエアやドレスウエアとしてのスタイリングの幅が広がるコートなのだ。経糸にはウールのやや太めの梳毛を使用緯糸にはモヘヤのように強いハリのある糸質である、羊毛のチェビオット種の糸とふっくらとした膨らみのある糸質のアルパカ糸を交互に打ち込んでいる。この2種類の糸の相乗効果でハリがありながら膨らみと弾力のある独特な風合いを引き出している。緯糸に使用したチェビオット糸は濃度差の大きい2色の糸の撚り合わせ(杢糸)になっていて、生地の表面、綾の谷間からその糸が不規則にのぞくことで、ランダムなピンヘッド柄に。その糸の濃淡や見る角度によって生地の色が変わって見える。衿を大きめに、ラペルとのバランスを考えデザインされている。身幅が大きく、肩の落ち具合はカジュアルだが、生地のせいかフォーマルな雰囲気が前面に出ている。生地の印象が強く、ディテールはシンプルにされている。光沢もあり上品な仕上がりだ。“SADDLE HABIT BRITISH WOOL TWO INTACK WIDE TROUSERS”
ブルゾンの生地をパンツに乗せ換えたエクスクルーシブモデル。Gorsch定番の形で今季の入荷分のパンツは全てこの型だ。2本のタックをとり、内側に倒すことでフォーマルな印象を持たせている。生地がしっかりと落ち、ワイドながらもすっきりとしたシルエットが形成される。
【COAT】
HEATHER PINHEAD CHEVIOT WOOL ALPACA RAGLAN COAT / 137,500 yen (tax-in)
Col:Brown / Navy
Size:48
【PANTS】
WINDOWPANE TWO INTACK WIDE TROUSERS / 49,500 yen (tax-in)
Col:Brown / Black , Ecru / Green
Size:50
【STOLE】
GARABO SILK NATURAL DYED HAND WOVEN STOLE / 39,600 yen (tax-in)
Col:Green / Pink
Size:OS
“HEATHER PINHEAD CHEVIOT WOOL ALPACA RAGLAN COAT”
先程のブルゾンと同生地。前身頃は大きなポケットとなっている。それは「アームホールから見頃が剥がれ落ちていく感じを表現してみた結果です。木から皮が剥がれ落ちるかのように」と鈴木氏。フォーマルなコートだが、パーカーのように大きなポケットに手をおもむろに入れて歩く事が出来るようなカジュアルな一面も持ち合わせている。
“GARABO SILK NATURAL DYED HAND WOVEN STOLE”
素材は”ガラ紡”といい、落ち綿を集め精製し、糸にしたもの。不均一で凸凹しており、比較的太い。一般的な糸に比べ撚りが甘く、弱いが、ふっくらと肌触りがいい。使用したのは日本産シルクのみ。シルクは体温調節がとても優秀な素材だ。暑いときには熱を逃がし、寒いときには保温効果がある。群馬県は桐生で鈴木氏知り合いの作家さんに編んでもらっているそうだ。色は草木染めによるもの。紫の色がバラ、緑が蚕砂(サンシャ)、ピンク寄りのベージュが冬青そよご。このストールはゆっくりと、そしてやさしく編まれ、シルク特有のヌメり感も相まって、首に巻いたときの感触は病みつきになる。
―COLLECTION―
生地の地の目を見るように木の木目を読む
分野は違えど、木工は服作りと共通点が多々あります。
同じ種でも個性があり、その個性を生かすも殺すも腕次第。
木目によってカットや削り方を変えたり、切り出した部分の適所を見極め、
また、形を変える前に木が後にどう変化していくか予測していく。
それらを熟知してなお、己の腕や感性を磨く他ないのです。
経験や日々の探究により培われた感覚だけが生き生きとしたTOOLに変化させることができます。
その目によって選ばれた木が、家を構成する建具となってあなたのかけがえのない毎日を支えます。
その手によって形を変えた木が、家具となってあなたのかけがえのない毎日に彩りを添えてくれます。
僕はその職人の情熱あふれる仕事を目の当たりにした時に、服もこうでありたいと強く思いました。
彼が’モノ’を創造している時に纏う服はやはりかっこいいのではないでしょうか。
Gorsch / 鈴木詠一
OFFICIAL ONLINE SITEより
容易くGorshのことを語っていいのかと考えてしまうぐらい、確固たる信念と思いがあります。一着、一糸ごとに妥協を許さないモノづくりは着る人にまでその思いが継承されていく気がします。ぜひ店頭にてご覧ください。
MAIDENS SHOP 礒野
【Gorsch】
ゴーシュという名のとある仕立屋見習いの物語。
ある日屋根裏で見つけた古びた足踏みミシンと仕立ての道具、そして3着のジャケット。
ゴーシュは、今は亡き祖父が仕立屋だったことを知る。
祖父の仕事姿を思い描き、それは憧れに変わり、そして同じ道を歩み始めた。
腕はまだまだ未熟だが、仕立技術の向上のみならず、様々な異国に移り住み、異文化に触れ、感じたままにゴーシュらしい物作りに励む。
故郷に想いを馳せ、いつの日かその地での物作りを通して、様々な国の人々に “Gorsch” を楽しんでもらいたい、そんな事を想いながら、世界のどこか片隅で日々腕を磨いている。
2022/11/27
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